この記事をまとめると
■「G650ランドレー」はマイバッハ名義で誕生した究極のGクラス
■V12ツインターボと巨大なボディを組み合わせる
■99台限定ゆえ中古市場でも高騰が続いている
Gクラスの頂点は先代モデルにあった!?
いまや港区男子のアシ車としてすっかり定着した感のあるGクラス。メルセデス・ベンツがアーティストやメゾンとコラボしたり、ときには狂暴なチューンアップを施したりと、豊富なバリエーションがあることでも有名でしょう。なかでもランドレーと呼ばれる本来は閲兵パレードなどに用いられるコンバーチブルは別格扱いで、ダイムラーのハイエンドブランド「マイバッハ」の名が与えられているほど。巨大化されたボディや、630馬力のV12ツインターボは、アシ車と呼ぶには桁外れの存在感といえそうです。
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2010年代の後半、ベントレー・ベンテイガが北米でメガヒットを飛ばし、ロールスロイス・カリナンもまた頂点を極めようとしていたタイミング。メルセデスは超高級SUVというセグメントで後れを取っていると自覚していたようです。G500 4×4²(2015)や、6×6なんて6輪車を出したり(2013)、はたまたGクラスのフルモデルチェンジを計画したりしたものの、イマイチ決定打にはならなかった模様。そこには、38年間作り続けてきたプライドもあったはずで、旧型ゲレンデの有終の美を飾るべく、とてつもないモデルで逆襲をしかけたのでした。
2018年のフルモデルチェンジ直前に発売されたW463型の最終スペシャルGクラスは、ついにハイエンドの証「マイバッハ」の名が冠され「メルセデス・マイバッハG650ランドレー」を名乗ることに。つまり、ベントレーやロールスロイスに真っ向から挑戦状を叩きつけたということ。機能やデザインの革新性、あるいはランドレーというセグメントを選ぶことでマイバッハらしさ、超高級車としての存在感をこれでもかと示したのでした。もっとも、北米で一度は失敗したといわれるマイバッハ戦略の復活&テコ入れという目論見もいくらかあったのかもしれません。
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ともあれ、見た目も中身もスペシャルという言葉では足りないでしょう。まず、ボディはすべてにおいて拡大され、ノーマルGクラスに対して全長は770mm足されて5345mm、全幅はたくましすぎるオーバーフェンダーでわかるとおり250mm拡幅されて2110mm、そして大径タイヤ(325/55R22)の採用もあって全高は265mm高くなった2235mmと、すべてにおいてジャイアントサイズ。
当然、ホイールベースも578mm延長され、3428mmとリムジン顔負けのディメンションが確保されることに。でっかくなったことで、車重の増加も避けられず、およそ700kgの増量で、3.3トンというもはや乗用車とは呼べないレベルかと(笑)。
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