
この記事をまとめると
■1990~200年代の国産スポーツカーの中古相場は高騰が続いている
■大人気のタイプRやランエボなどでも比較的手頃な価格を維持するモデルが存在
■モデルごとの特徴や弱点を理解すれば現実的な価格で手に入れられる
高騰が止まらない国産スポーツカー
輸出なども絡んで新車よりも高い価格となっていることも珍しくない1990年代から2000年代の国産スポーツモデル。とくにタイプRやGT-R、ランエボにインプレッサSTIなどの“役付き”モデルは高値安定となっているが、そのなかでも比較的価格が落ち着いているモデルをチェックしてみたい。
タイプR
日本ではシビック、インテグラ、NSXに設定されたタイプRは、そのままサーキットにもち込めるほど高い戦闘力を誇るモデルとして知られているが、まだ現実的な価格となっているのがシビックだ。
そのなかでも100万円台前半で十分狙うことができるのが、2009年から台数限定で日本で販売されたFN2型シビックタイプRユーロだ。
“ユーロ”と名が付くことからもわかるように欧州向けシビックをベースとしたタイプRであり、エンジンは2次バランサーの採用で振動や音を抑えていたり、欧州のさまざまな路面に対応した足まわりなど、国内タイプRに比べるとマイルドではあるものの、日常使いからサーキットまでマルチに使うのであればアリだろう。
GT-R
RB26DETT型エンジンを搭載した第2世代GT-Rは、海外からの需要の高まりとともに一気に価格が跳ね上がっており、R34に至ってはもっとも安いものでも1500万円前後という異常事態となっている。
そのなかでも頑張れば手が届く600万円台の価格となっているのがR32で、距離はそれなりに走っているものの、キチンとメンテナンスがなされてきたように見えるものもチラホラ見つけることができる。
ただ、GT-Rの名前にこだわらないのであれば、オーテックが手掛けた、ステーションワゴンのステージアにR33のパワートレインを移植した260RSというモデルが穴で、500万円台前半から見つけることができる。
ランエボ
比較的安価なラリーウェポンとして存在していたランサーエボリューションも、気づけば900万円という値が付けられる個体もあるほど価格が爆上がりしているが、じつは安価なモデルもまだ存在している。
それが最終ランエボXに設定されていたツインクラッチSSTというトランスミッションを搭載した個体で、なんと100万円台前半から狙うことができてしまう。
このツインクラッチSSTとはいわゆる2ペダルMTであり、素早い変速とイージードライブを両立したものだが、故障したときの修理費用がとんでもないということで敬遠されがちで中古車価格が安くなっているというワケ。しかし近年では50万円以下で修理できるようになってきており、車両自体の安さを考えればアリといえるのではないだろうか。
インプレッサSTI
ランエボと双璧をなすラリーウェポンとして知られるインプレッサSTI。STI自体がインプレッサをベースとしたスペシャルモデルであるが、STIによるさらなるチューニングがなされたS2##系はプレミア価格で800万円台も珍しくない状態。
そんななかで現実的な価格を維持しているのが3代目のハッチバックモデルで、限定モデルでなければ100万円台中盤くらいから狙うことができるのだ。
また、2.5リッターターボに5速ATを組み合わせた大人な「Aライン」であれば、100万円台前半から狙うことができるので、ジェントルな余裕の走りを楽しみたい人にはオススメできる仕様となっている。
