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ホンダ・ストリームとボディサイズもコンセプトもまったく同じの究極後出しジャンケン! トヨタ・ウィッシュ14年の歴史を振り返る (2/2ページ)

ホンダ・ストリームとボディサイズもコンセプトもまったく同じの究極後出しジャンケン! トヨタ・ウィッシュ14年の歴史を振り返る

この記事をまとめると

■トヨタ・ウィッシュはホンダ・ストリームの対抗馬として登場した

ストリームが走りを追求する一方でウィッシュは実用性で支持を集めた

■2代目へ進化しながら販売を続けたが2017年に14年の歴史を終えた

ホンダ・ストリームの真っ向ライバルとして登場

 日本のミニバンブームの真っ只なか、2003年1月に発売されたトヨタの5ナンバーサイズのリヤヒンジ式ドア採用の低全高3列シートミニバンのウィッシュ(WISH)の登場は衝撃だった。

 2000年、ホンダから日本のファミリーカーの概念を大きく変えるクルマが誕生していた。それがシビックをベースにした3列シート装備で7人乗車可能な多人数乗用車、5ナンバードライバーズミニバンの先駆者たるストリームだ。日本の交通事情にぴったりの5ナンバーサイズ、スタイリッシュなデザイン、そして乗用車感覚に溢れた走りのよさが斬新だった。

 ミニバンブームもあり、ストリームが大ヒットしたのも当然だ。しかし、そんな美味しい売れ筋新ジャンルをトヨタが黙って見ているはずもなかった。2003年1月、当時のカローラをベースに5ナンバーサイズを基本としたヒンジ式ドア採用の5+2シーターのザ・ピープルズカーとして、ストリームと全長・全幅・全高、室内高までそっくりのウィッシュを投入。

 ただし、ホイールベースを30mm延長し、よりスムースな後席乗降性、余裕ある3列目席膝まわり空間を実現。さらに3列目席をストリームの一体式から5:5分割式にしてアレンジ性を高めたところが後発ならではの強みだったのだ(Zグレードのみワイドフェンダー、全幅1745mmで3ナンバー)。

 結果「走りがいいストリーム」vs「使い勝手のいいウィッシュ」という対決の構図となり、多くのユーザーは後者を選ぶことになっていく。それはそうだ、このクラスのミニバンに求められるのは、走りより誰もが恩恵に預かれる使い勝手のよさが決め手だからである。

 ここで初代ウィッシュのボディサイズを紹介すると、ベースグレードのXと上級グレードのGは全長4550×全幅1695×全高1590mm。ホイールベース2750mm。パワーユニットは1ZZ-FE型、直4DOHC1.8リッター、132馬力、17.2kg-m+4速ATが基本。発売から3カ月後にはプレミオ/アリオンに搭載されていた直噴エンジンの1AZ-FSE型直4DOHC2リッター、155馬力、19.6kg-m+CVTを追加搭載。駆動方式はFFと4WDを用意していた。

 筆者は当時、ストリーム vs ウィッシュの対決試乗を何度も行っているが、両車を並べてみると、まるで別ジャンルのクルマに見える。全高は同じ1590mmなのだが、デザイン的にストリームのほうが圧倒的に低く見え、それこそシビックのワゴン版を想わせるほど。並べると、なんだかウィッシュのスタイルがいきなりボッテリ見えてしまったりしたものだ。

 しかし、初代ウィッシュがバカ売れしたことは間違いなく、売れ筋グレードは1.8Xエアロスポーツパッケージ(モデル後期)。こちらなら、ボッテリ感が薄まり、よりスタイリッシュに見えたからに違いない。

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