
価格はかなり高いけれどマツダの魂を感じる1台
ロードスターは楽しいクルマなんだけど、1.5リッターではやっぱりパワーに物足りなさがあった。RFの2リッターを積んでくれたら、って要望はずっとあったんだけど、それが限定車とはいえようやく実現した。コアモデルと呼ばれるマツダスピリットレーシング(MSpR)ロードスターは2200台、ハイチューンの12Rは200台。
今回はその2台を乗り比べる。人気モデルだけに、試乗車のスケジュールが詰まってて、峠ではなく街乗りと高速道路でのインプレッションになったけど、フィーリングは確認できるんじゃないかな。
12Rはスロットルレスポンスがいいね。エンジンは手組みだからって必ずしもいいとは限らないけど、これはよくできてるよ。S耐のノウハウを活かしたパーツを組んでいるそうで、レースエンジン的な感触もあるけど、扱いにくさはない。1050㎏に2リッターの余裕が感じられて、合流や追い越しがホントに楽。早めのシフトアップでスピードを上げていける。オプションのフジツボ製マフラーも、その気にさせてくれる音だね。
こちらもオプションのスポーツアライメントキットとスポーツタイヤを組んだ足まわりは、街乗りでは硬いと思ったけど、高速乗って速度域が上がると気持ちいい硬さ。ちょうどいいよ。走りをわかってるクルマ好きが作ったな、っていうのがわかるね。マツダのスピリット、感じるよ。
コアモデルに乗り換えると、レスポンスは12Rほどじゃなけど、パワーも含めて公道では十分。そんなに大きな差は感じないね。サーキットでも明らかなタイム差が出るほどではないかもしれない。ノーマルマフラーも、オプションのチタン製より穏やかだけど、スポーティないい音が出てる。
足もノーマルで、乗り心地は優しい。いつものロードスター、って感じだね。普段使いならこっちのほうが乗りやすいな。どっちのほうがいいっていうんじゃなく、使い方や好みで選べばいいと思うよ。2リッターの余裕があるロードスターを求めてるなら、コアモデルで満足できるんじゃないかな。オレは、コレでなんの不満もないね。
気になるのは、やっぱり値付けだね。
12Rはオプションつけると800万円オーバーだからね。ロードスターファンならば金額に見合った魅力を見出せるんだろうけど、フツーに2リッターFRでいいクルマがないかなって考えたら、もっと手頃な価格のチョイスがあるんじゃないか、て思っちゃう。コアモデルがカタログモデルになって、もう少し価格を抑えたら、欲しい人は多いと思うよ。
