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豪雨災害が落ち着いたあとに出てくる二次被害! 悪質業者が流す格安中古車は水没車の可能性アリ (2/2ページ)

豪雨災害が落ち着いたあとに出てくる二次被害! 悪質業者が流す格安中古車は水没車の可能性アリ

この記事をまとめると

■「令和8年8月千葉豪雨」では2000台以上が水没したといわれている

■水没車は告知義務があるものの法律で告知する義務などは定められていない

■災害後に出てくる格安中古車は水没車などである可能性が高いので注意が必要だ

1年くらいの期間は格安中古車に要注意!

 2026年8月13日から14日にかけて、千葉県全域を襲った大雨では、死者が多数出るほどの大災害となった。気象庁はこれを「令和8年8月千葉豪雨」と命名しており、災害として扱っている。この記事を執筆している日で、この豪雨から1週間ほど経っているが、今なおSNSやテレビでは連日なんらかの話題が投稿、報道されている。

 なかでもこの豪雨絡みの話題で数多く取り上げられていたのは、浸水した道路で不動になってしまったクルマたちだ。その数は千葉県内だけで2800台ともいわれており、動くものの、なんらかの被害を被ったというクルマも含めたら、なんと1万台以上にも及ぶと千葉県は発表している。レッカー待ちなどで路上に放置されたクルマも多く、これの撤去(移動)にもマンパワーが必要なので相当な時間を要すのも想像に難くない。実際に筆者の知人も含め、近隣の都県からも支援に出向いているレッカー業者も多数いる。なんなら、その放置車両に追突する事故まで多発しているそうで、二次災害も深刻だ。

 一部の本格的な4WD車やカスタムしたクルマでもない限り、乗用車はせいぜい水深10〜20cmほどしか走れないといわれており、もし道路の途中で大きな穴が空いていたり、急に深度が変わろうものならクルマは水没。よく「マフラーから水を吸わないようにアクセルは踏んでおくべき」といわれているが、それを実行していると、スロットルを開けていることになり、そうするとエンジンはエアクリーナーから空気を吸うのと一緒に水まで吸ってしまうので、エンジン内に水が浸入、するとエンジンのシリンダー内でウォーターハンマー現象が発生し一発ブロー。

 つまり、タイヤのハイト以上、フロアの直下くらいまで水が迫っていたら走らないのが1番。SUVであっても、空気を吸うエアクリーナーのダクトはバンパーの下だったりするので、水には全然強くないこともザラなのだ。現地の映像では、あのタフなイメージの強いスバルのフォレスターでさえ、不動になっているシーンを見かけた。

 さて。ここで水に浸って不動になったクルマたちだが、これらはどうなるのか。

 基本的には、水没してしまったクルマは廃車になるのが一般的だ。ただし、車両保険に入っていて、水害などまでカバーしてくれるタイプであれば、廃車になってもある程度お金が返ってくるか、新車をもう1度買えるだけの補償を受けられるので、時間や手間は掛かるが大きな問題はない。

 もうひとつは直すというプラン。この雨の日に走っておらず、駐車場で床下くらいまで浸水したとなれば、内装を全部剥がして、徹底的に洗浄すれば乗れる場合もあるし、そういった車両を綺麗にする専門業者も存在する。かなりの費用が掛かるが、車種次第ではクルマを買い直すよりは安価だ。絶版車だったり、趣味のクルマであれば、徹底的に直す人も珍しくない。ただ、泥水は乾くと相当臭うだけでなく、水と一緒に細かいところに入り込むので、この直すプランは一筋縄ではいかない。

 最後はシンプルに廃車、もしくは下取りに出す例だ。保険の都合や金銭的事情でもう直せないとなれば、そのまま専門業者などに引き取ってもらって処分してもらうことになる。最近は廃車買取業者も多いので、車種によってはたとえ廃車でもまあまあな金額になるかもしれない。

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