この記事をまとめると
■中古車はオークションで仕入れた物件とお客さんから買い取った物件にわかれる
■オークションで仕入れたクルマは高めの価格設定になる傾向にある
■「ユーザー買取車」と掲げられたクルマはお得に買える可能性が高い
中古車屋の仕入れ事情とは
筆者は暇さえあればインターネットオークションやらフリマアプリ、さらには大手中古車サイトばかり、買いもしないくせしてずっと見ているせいで、人気モデルの中古車相場がなんとなく頭に入ってしまっている。なので、編集部で「あのクルマって今いくらで買えるの?」という質問にだいたい答えられてしまう。
そんなキャラクターであるせいか、不本意ながら「歩く中古車情報誌(サイト)」とかいわれている始末。筆者はにわかを自負しているので、絶対日本にはもっと凄い人、それこそ相場の推移とか、グレード別の価格とか知っている人が大勢いるはず。日本中にごまんとある中古車屋の人ならもっと詳しいはずだ。
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と、筆者のどーでもいい立ち位置紹介はこれくらいにして、ここからが本題。前述のように、空いた時間を見つけては、ずっとあれこれ車種や条件を絞って中古車サイトを見ていると、たまにある謳い文句を見ることがある。それが、今回のメインテーマである「ユーザー買取車」だ。これがいったいどんなクルマなのだろうか? 先日、中古車屋にひょんなことから行く予定があったので、雑談がてらに店員に聞いてみた。
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まず中古車屋で販売されているクルマには、大きくわけて2種類のクルマが並んでいる。ひとつはオークション仕入れのクルマだ。これは、よくテレビで見る市場での競りみたいなことをしてクルマを仕入れるもので、全国にある大小さまざまなオークション会場で出品されたクルマを、業者が入札して購入するというもの。
全国の中古車屋やバイヤーが仕入れたクルマが各会場に集結し、希望額を入札、無事に最高落札者になれば、そのクルマをゲットできるというわけだ。落札できたクルマは、所定の手続きを踏んで店に運び、店頭に並べるという流れになる。
一方で今回のテーマである「ユーザー買取車」だが、これは読んで字のまま、「ユーザー」から「買い取った」車両だ。「中古車って全部客から買い取った車両を売ってるんじゃないの?」と思うかもしれないが、前述のように、中古車屋の多くは、オークションで仕入れたものをメインに店頭に並べる傾向にある。
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たとえば、スポーツカー専門の中古車店をやっていたとして、そこに来るお客さんが今のクルマの乗り換えでスポーツカーを選ぶとする。その人がGR86やS2000などをもっていて、乗り換え先がGT-Rやシルビアなら、その店はユーザー買取車だけでまわせるが、もしミニバンや軽自動車ばかりもち込まれたら、その店はスポーツカー専門店という肩書きでやっていけなくなってしまう。かといって、「うちはスポーツカー専門店なのでスポーツカー以外は買取できません」では、お客さんはやってこないし店もまわらない。
なのでこの場合、仕入れたミニバンはオークションに出品し、オークションでスポーツカーを入札、仕入れをして、店をまわしていくというわけだ。なおこれは、ディーラー系の認定中古車も同じ傾向にある。全部が全部、自社では仕入れられないのだ。
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しかし、その店にマッチするクルマが下取りで入ってきた場合は、ちょっと事情が異なる。なぜなら、そのままその店で販売できるからだ。しかもこの場合、店側もお客さん側にも大きなメリットがある。