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Uberでタクシー配車したら日産エルグランドが来るかも! 新型エルグランドをUberプレミアム対象車両に追加

Uberでタクシー配車したら日産エルグランドが来るかも! 新型エルグランドをUberプレミアム対象車両に追加

この記事をまとめると

■Uberプレミアムに新型エルグランドを導入

■訪日客の増加で高級配車サービスが急拡大していることが背景にある

■静粛性や広い室内を生かし上質な移動を提供する

拡大する高級配車サービス

 Uberプレミアムとは、配車サービスを国内で展開するUberによる、一般的なタクシーよりも高級な車両とサービスを提供する上位ハイヤー配車サービスだ。Uber Japanコミュニケーションディレクターの今井久美子氏によれば、このサービスは2023年度には前年比で乗車数・取扱高が約7倍に急拡大しているという。これはインバウンド需要の増大が大きく影響しているのは想像に難くないところだ。訪日外国人旅行者は空港から宿泊施設へ、あるいは観光地から観光地へと、タクシー1台に収まらないグループでの移動や、大きなスーツケースを伴う移動を必要とする。

 そのようにして規模の拡大を続けるUberプレミアムに、デビューから間もない新型エルグランドの導入がさっそく決定した。8月24日から運行を開始しており、ブラックの車体に「Uber」のロゴが大きく入った車両が、すでに都内など主要都市部で走行している。

 今回運行が始まる新型エルグランドは、「The private MAGLEV(リニアモーターカー)」をデザインコンセプトに掲げている。ゆったりとした室内と滑らかな移動を日本の超高速鉄道にたとえたこのキャッチフレーズは、ラグジュアリーなハイヤーサービスとの相性がバッチリだといえるだろう。Uberプレミアムのユーザー、とくに日本の高品質な移動体験を求める訪日客にとって、「プライベートリニア」という響きは説得力をもつ。

 今回の発表で登壇した日産自動車執行職の杉本 全(あきら)氏は、「新型エルグランドは単に豪華な、あるいは室内の広いクルマというところだけではなく、移動の時間を特別な時間に変えるようなクルマを目指して開発しました。移動の時間そのものに大きな価値を見出しておられるUberプレミアムのお客さまにも、その期待に添えるような形のクルマに仕上がっています」と自信を見せた。

 今回車両を導入するのは、Uberとの提携実績が長い日の丸リムジンとIBIグループの2社だ。Uberは2026年5月、日産との協業によるタクシー事業者へのエルグランド導入支援を発表しており、今回の運行開始はその具体化にあたる。今後も対応車両は順次拡充される予定だ。

 新型エルグランドについて、日の丸リムジン執行役の望月幸太氏は、「導入前に試乗した際に、非常に高い静粛性としなやかな足まわりが印象的だった」とコメント。IBIグループ取締役の鈴木嘉規氏も「発表を見に行ったときからラグジュアリーバンとして非常に面白いと思っていた」と期待を滲ませた。

 ひとつ留意しておきたいのが、UberアプリでUberプレミアムを選択した場合、新型エルグランドは対象車両のひとつとして配車されるが、エルグランドを指名して配車することはできない点だ。稼働状況によって配車される車両が変わるため、「どうしても新型エルグランドで移動したい」と望んでも確約することはできない。

 Uberはこのほかにも日の丸交通との自動運転タクシー試験運行、3月の日産・Wayveとのロボタクシー協業発表と、日本での自動化・電動化に向けた布石を次々と打っている。新型エルグランドのUberプレミアム投入は、その「上質な移動の裾野拡大」戦略の一環だといえるだろう。インバウンド需要がさらに拡大する秋の観光シーズンに向け、街を走るプライベートリニアが少しずつ増えていくことになるはずだ。

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