
この記事をまとめると
■メルセデスAMGは「CLE 646 スペツィアルアンフェルティグング」を発表した
■646馬力のV8を搭載し後輪駆動化でサーキット性能を徹底追求している
■ワイドボディや可変ダンパーなど専用装備を多数採用する
30台限定だがすでに完売
メルセデスAMGは、超少数生産の特別モデル群「ミトスシリーズ」の第2弾となる「メルセデスAMG CLE 646 スペツィアルアンフェルティグング」を発表した。オープントップ・フロントガラスレスという特異な設計だった第1弾「AMG ピュアスピード」(2024年発表)に続くモデルで、今回は一転してサーキットでの走行性能を突き詰めたクーペとして仕立てられている。生産台数はわずか30台。
「スペツィアルアンフェルティグング」は、ドイツ語で「特別仕立て」の意。その名のとおり、アファルターバッハの本拠地で1台ずつ手作業により組み上げられる。すでに全台が完売済みだという。
ベースとなるのは、市販モデルの「CLE53 4MATIC+クーペ」だ。開発陣は当初から個々の性能アップグレードの寄せ集めではなく、車両そのものをひとつの統合されたパフォーマンスシステムとして再構築することを目指したという。市販車比で約170kgの軽量化を図りながら、ボディ自体にも大規模な改修を加え、まったく新しい1台として作り直された。
心臓部となるのは、AMGのM177型4リッターV8ツインターボエンジンを大幅に手直しした「M177 EVO」だ。モデル名の由来にもなっている最高出力は646馬力、最大トルクは850Nmで、2500〜4500回転という広い範囲で発生する。フラットプレーンクランクシャフトの採用により回転部品の慣性質量を抑え、レスポンスの鋭いスロットルフィールを実現した。
排気系にはアクラポヴィッチ社と共同開発したチタン製の専用エキゾーストを組み合わせ、AMGならではの独特なV8サウンドを奏でる。トランスミッションは9速AT「AMG SPEEDSHIFT TCT 9G」を採用し、感情を揺さぶるレブマッチング機能も備える。
