EV時代にもエンジンを進化させてきたメルセデス・ベンツ! 新型「Cクラス」が新世代ターボで実現した“ラグなし”の衝撃 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■メルセデス・ベンツ CクラスのICEモデルに新型モデルが登場

■電動コンプレッサーと48Vシステムでターボラグを低減

■AI対応MBUXや後輪操舵など使い勝手も強化された

新世代エンジンでICEモデルも継続

 メルセデス・ベンツが、ICEモデルの新型Cクラスを発表した。今回のICEモデルは、2026年4月に発表された完全新規モデルとなる電動Cクラス(W520型)の内燃機関版ではなく、既存のCクラス(W206型)のビッグマイナーチェンジとなる。

 まず目を引くのはデザインの統一化だ。メルセデスの最新モデルに共通する「ダブルスター」デザインのヘッドライト、照明付きフロントグリル、スリーポインテッドスターを象ったテールランプを共有し、BEVモデルを含めてラインアップ全体で一貫したフロントフェイスとなった。フロントのサイドシルには乗降時に床面へメルセデス・ベンツのロゴを投影するライトプロジェクターが新設され、ドアミラーはスリーポインテッドスターを路面に映し出す。

 走りの核心となる2リッター直列4気筒ターボの新世代エンジン「M254 EVO」は、電動補助ターボチャージャー(eZV)を新採用した。48Vシステムで駆動するこの小型の電動コンプレッサーは、ターボラグが生じる低回転域を瞬時に補完し、加速がよりリニアで滑らかになる。アクセルを踏んだ瞬間から、コーナー立ち上がりで、あるいはごく低速からの加速時に、ターボのもたつきをミリ秒単位で解消する仕組みだ。

 48Vの統合スタータージェネレーター(ISG 2.0)は17kWの追加出力と205Nmの追加トルクを提供し、回生はもちろん高出力を必要としない巡航領域の走行も担う。エンジンラインアップはC200(177馬力・270Nm)、C250(218馬力・320Nm)、C300(258馬力・400Nm)の3段階が用意され、全グレードが来たるユーロ7排出ガス規制に対応済みという点も抜かりない。

 ディーゼルは改良型OM654 EVOとして163馬力と200馬力の2仕様を継続。HVO100・B10・B20といったバイオ燃料との互換性も確保されており、持続可能な燃料との将来的な組み合わせにも備えた設計だ。

 PHEVは「C400 e 4MATIC」が車名をリフレッシュして登場。システム最高出力395馬力・最大トルク650Nmというパワーに加え、使用可能電力量19.53kWhのバッテリーによりEV走行距離が最大100km(WLTP)に達する。4WD(4MATIC)のみの設定で、AC最大11kW・DC最大55kWでの急速充電にも対応する。


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