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クルマ好き歓喜!  スーパーカーと同じ構造を採用した変態的な国産ミニバン&軽自動車

クルマ好き歓喜!  スーパーカーと同じ構造を採用した変態的な国産ミニバン&軽自動車

この記事をまとめると

■トヨタが新型スポーツカーをミッドシップで作る可能性があり話題になっている

■ミッドシップは高い運動性能をもたせられる構造でスポーツカーに多い

■今回はレアなミッドシップレイアウトをもった一般的な乗用車を紹介する

ミッドシップはスポーツカーだけの特権ではない

 トヨタが現在開発中とされている、ミッドシップレイアウトを採用したスポーツカー。このミッドシップとはエンジンを前後の車軸の中間部分に搭載したものを指しており、重量物であるエンジンを車体中央に置くことで慣性モーメントが小さくなり、高い運動性能を実現するというものだ。

 そのため、モータースポーツの最高峰ともいわれるF1マシンはもちろん、フェラーリやランボルギーニ、国産車ではNSXなどがミッドシップレイアウトを採用している。

 ただミッドシップレイアウトはスポーツカーだけのものではなく、じつは普通のクルマにも採用例があった。今回はそんなスポーツカー以外のミッドシップのクルマをご紹介したい。

トヨタ・エスティマ(初代)

 1990年に販売を開始した初代エスティマは、3列シートミニバンでありながらミッドシップレイアウトを採用した稀有な存在で、床下にエンジンを75度も寝かせて搭載することで、フラットなフロアを実現していた。また、フロントにエンジンを搭載しないことで室内長も長く採ることができ、ホイールベースも2860mmと長く、高い直進安定性にも寄与していた。

 じつはこの初代エスティマ、当初は新開発のコンパクトな2ストロークエンジンを搭載する予定だった。しかし、排出ガス対策の問題が解決できずに急遽2.4リッターの直列4気筒エンジンを搭載することになったため、75度の傾斜角は苦肉の策であり、整備性においてはかなり厳しいものがあった。

ホンダ Z(2代目)

 1970年代のスペシャリティ軽自動車の車名を、1998年に突如復活させて話題となったホンダ Z。2代目となったモデルでは初代から一転、SUVタイプの車両となっていた。

 このZ、一見するとジムニーのような3ドアハッチバックタイプのSUVスタイルとなっているが、エンジンが後部座席の座面下あたりの床下に搭載されており、UM-4(アンダーフロアミッドシップ)と呼ばれるレイアウトとなっていた。

 このUM-4に4WDを組み合わせたZは、前後重量配分が50:50の理想的なものとなっており、走りの良さをアピールしていた。しかし、そもそもSUVである上に4速ATのみのラインアップとなっていて、走り好きのユーザーにはイマイチ刺さらなかったようだ。

三菱 i

 前述のホンダ Zは3ドアモデルだったが、2006年に登場した三菱 iは、実用的な5ドアハッチバックタイプのミッドシップレイアウトのクルマとなっており、のちに登場する電気自動車、i-MiEVも視野にいれた開発がなされていた。

 軽自動車でありながらプレミアム感をもたせたモデルとしてデビューした三菱 iは、当初ターボエンジンのみのラインアップとし、ミッドシップレイアウトならではのロングホイールベースや高剛性なボディなども相まって、軽自動車らしからぬ質感の高い乗り味を実現していた。

 当時の三菱はこのミッドシップレイアウトのプラットホームをほかの車種にも流用し、複数のミッドシップレイアウト軽自動車をリリースする予定だったようだが、当時の経営状況なども相まって、このモデルのみの採用に留まってしまったのは残念だった。

ホンダ・アクティ

 ボディサイズの限られる軽自動車のバンやトラックは、荷室スペースを広く採るためにエンジンをフロントシート下にレイアウトするのが一般的だが、初代から一貫してリヤミッドシップレイアウトを採用してきたのがホンダ・アクティだった。

 このレイアウトはアクティの前身であるTN360時代から続くもので、TN360は当時の前輪駆動レイアウトの軽乗用車であったN360のパワートレインを流用するために採られたものだった。しかし、結果的に空荷状態でもリヤへのトラクション性能が高くなるといったメリットも生むこととなった。

 実際のメカニズムは異なるものの、同じホンダのスーパーカーとしても知られるNSXと同じミッドシップレイアウトであることから、親しみを込めて“農道のNSX”と呼ばれるなど、終売してからも根強い人気のある1台となっている。

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