
この記事をまとめると
■妨害運転の対象となる11類型の違反を整理
■車間距離は2秒以上空けるのが基本
■急な操作や割り込みを避け基本に忠実な運転を心がけるべきだ
誤解されないための運転術
罰則強化やその周知徹底の成果か、このところ以前ほどあおり運転に関するニュースを聞かなくなったが、改めてあおり運転の対象となる行為を整理しておこう。
あおり運転、法律的には「妨害運転」の対象となる違反は、以下の11類型の違反だ。
・通行区分違反:他の車両の通行を妨害する目的で対向車線への接近や逆走
・急ブレーキ禁止違反:理由がないのに急に止まる
・車間距離不保持:前との距離をすごく詰める
・進路変更禁止違反:危なく車線を変える
・追い越し違反:無理な方法で前を抜かす
・減光操作義務違反:対向車や先行車がいるのにハイビームのまま走り続ける
・警音器使用制限違反:不必要なクラクションを何度もすぐ鳴らす
・安全運転義務違反:幅寄せ・蛇行運転:フラフラ走る、寄せるなど
・最低速度違反(高速道路の本線車道では、原則として時速50km/hの法定最低速度が定められている)
・高速道路での駐停車:本線で車を止める
これらの行為をほかのクルマの通行を妨害する目的で行い、交通の危険を生じさせる恐れがあると見なされると、「妨害運転」として捕まり、最大で3年の拘禁刑または50万円以下の罰金に処せられることとなっている(違反点数25点 免許取り消し・欠格2年)。
このようにかなり罰則の厳しい「妨害運転」(あおり運転)だけに、普段から周囲の人に「あおられている」と誤解されないための工夫はしておきたい。
具体的には、まず車間距離を十分とること。車間距離は「2秒ルール」が基本。スピードに関係なく、前方の車が電柱や標識、道路の継ぎ目などの目印を通過してから、自分のクルマが同じ目印を通過するまでに「2秒以上」の時間を空けていれば大丈夫。また、
・追い越し車線に居座らない(速やかに走行車線に戻る)
・不要な急ブレーキは掛けない。掛けさせない
・急な割り込みはしない
・急加速しない
・ウインカーを早めに出す
・不要なクラクションを鳴らさない
・アップライトは周囲の状況に応じて正しく使う
といったところが、誤解されないための運転のコツだ。これらはなにも特別な運転マナーではなく、極めてオーソドックスな運転の基本だ。
その運転の基本を忠実に守ることが安全運転につながり、あおり運転の誤解を招かないことにも直結するので、いま一度自分の運転を見直して、より一層スマート&セーフティ、そしてスムースでジェントルな走りができるよう、レベルアップをはかってみよう。
