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3年落ちカローラクロスが「360万円」で下取り!? 日本の中古車「異常沸騰」の裏にある海外からの「中古車争奪戦」 (1/2ページ)

3年落ちカローラクロスが「360万円」で下取り!? 日本の中古車「異常沸騰」の裏にある海外からの「中古車争奪戦」

この記事をまとめると

■近年ディーラーが認定中古車を含む中古車販売に注力している

■海外輸出の拡大や国際相場の上昇によって良質な中古車が国内で不足

■割安感が得にくくディーラーの中古車販売にも課題が残る

認定中古車は安心でも割高?

 最近テレビを見ていると、有名俳優を起用した認定中古車に関するコマーシャルをよく目にする。認定中古車とはメーカーや、ディーラーがそれぞれの基準をクリアした車両に関して独自の保証を付与するなどの特典を設けたものである。

 認定中古車を販売するのがメーカー系ディーラーということで、高い信頼を寄せるひとも多く、一般的に中古車専業店よりは販売価格は高めとなっているようだが、認定中古車という文言が中古車購入を検討しているひとに高い安心感を与えているようである。

 日系ブランドだけではなく、外資ブランドでも認定中古車というものは広く存在している。人件費高騰、諸物価高騰もあり新車販売で得られる利益が限定的なものとなっている。いまままでは点検・整備部門での収入をアテにしていたが、こちらも人件費高騰、油脂類や部品価格の高騰が収束を見せないなかで新車ディーラーが着目したのが中古車販売であった。

 このような流れはすでにアメリカでも定着している。アメリカの新車ディーラーを訪れると、在庫車販売が原則なので広い敷地に数多くの販売予定の在庫車が並んでいるのだが、それよりも目立つ台数の中古車が展示されている。とくに道路に面した目立つ場所には自分たちが新車販売するブランド以外の人気車が置かれることも珍しくない。その背景は日本と同じく、中古車販売に頼らなくてはいけない状況になっているのである。

 中古車は日本では古物の扱いとなっている。つまり、有名お宝鑑定番組に出てくるような陶器や掛け軸などと同じ扱いとなる。つまり、販売価格設定はもちろん法外なものではないものの、「いい値」と表現するのがわかりやすく、新車販売より明らかに儲かるのである。

 過去には新車ディーラーでは、新車販売店舗とマイカーセンターなどともされる中古車展示場は、少なくとも同じ敷地内にはなかった。ところがいまどきは、敷地に余裕があれば新車販売店舗内でも中古車が積極的に展示されるようになっており、ショールーム内に置かれていることもある。

 展示や試乗車として使っていた高年式車が多くあるとの話もあるが、最近は新車が短いスパンで改良を繰り返し、見た目が大きく変わるマイナーチェンジも減少傾向にあるので、見た目が大きく変わらない限りは展示や試乗車の入れ換えを行わず、「いまはここが変わっています」と説明するようになったところもあるようなので、元展示や試乗車という認定中古車はかなり限定的になっているところもあると聞いている。

「新車はちょっと予算的に無理」、こんなひとへ向け現行車で新車同然のような中古車がよく売れたといった時代もあったが、いまどきは販売価格に対して納得できる状態の中古車はほぼ存在しなくなっている。販売する側が価格を吊り上げているわけではない。

 お宝探しとばかりに、海外へ日本の中古車が大量に輸出されるようになり、日本国内に良質な中古車が極端に流通しなくなり、しかも海外との取り引き相場の上昇があり、国内相場が跳ね上げっているのである。

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