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パリの無法地帯な渋滞と異常な物価高……。ル・マン24時間レース取材は終わったあとも過酷だった【みどり独乙通信】 (2/2ページ)

パリの無法地帯な渋滞と異常な物価高……。ル・マン24時間レース取材は終わったあとも過酷だった【みどり独乙通信】

この記事をまとめると

■ル・マン24時間レース取材終了でコースを一周してからドイツへの帰路についた

■フランス最後のサービスエリアではまさかのJ-POPを聞くことができた

■1リッター約2ユーロという欧州の高い燃料代に嫌気を感じながらひたすら走り続けた

恒例の聖地巡礼コース1周をしてから帰路へ

 長くもあり短かくもあったル・マン24時間レースが終了し、名残惜しくもドイツの自宅へ向けて約1100kmの道のりを戻る日になりました。

 ル・マン最後の朝は、お天気がとてもよかったので定宿のバーバラさんのお宅のお庭で放し飼いのにわとりとキレイに手入れされたバラを見ながら最後の朝食を食べ、急いでお部屋の片づけを。「また来年!」とお別れし、毎年恒例の聖地巡礼としてコースを一周おさらいドライブしてから帰路に着きます。

 ル・マン24時間レースで使用されるコースは、ブガティサーキットと公道部分を組み合わせた13.626km。レース後の撤収作業などでサーキットや公道部分の一部は走行ができませんが、外周道の大部分を走行することができますので、同じように聖地巡礼をしているだろうクルマに何台も遭遇します。月曜日の朝のラッシュ時が過ぎた遅い午前とあり、比較的空いているのでコースの状況やまわりを見ながら走りやすいという点もファンにとってはうれしい限りです。

 ル・マン24時間レースで使用される公道部分の普段の制限速度は、区間にもよりますが、原則としては80〜90km/hで、シケインに入る手前等では50〜70km/hといった交通標識が出されています。レースではそこをフルスロットルで駆け抜けている姿をコースサイドから観ていますが、実際にそこを法定速度で走っても、うっかりするとコースアウトしそうなカ所もありますから、ル・マン24時間レースに参戦するレーシングドライバーの精神力とスキルに驚くばかりです。乗用車の車窓越よりもレーシングカーは遥かに視線も狭い上、街頭のない真っ暗な道路を300km/h前後で走るなんて正気の沙汰ではありません。

 聖地巡礼をしながら、コースサイド近くにあるスーパーマーケットに寄ってお土産を調達するのも恒例なのですが、私はもともと関西人ということもあって、「明日の朝のパン」を購入します(笑)。ル・マンのメディアセンターでは、日本人メディア関係者の方と日本人の口に合う美味しいスーパーのお土産情報の交換もしました。円高と物価高で余計に高く感じますが、お手頃で美味しいお土産は共有したいですからね。

 道中の高速道路で割高なガソリンを給油するのを避けるために、買い物ついでにスーパーマーケットのガソリンスタンドで満タン給油をして寄り道をしながらル・マンでの最後の時間を楽しんでいると、……恐らく私と同じルートを辿っていたと思われるジェネシスの広報部のジェームスに遭遇し、「トヨタの優勝をおめでとう!」とお祝いの言葉をいただいて、お互い帰路へ向けて出発〜!

 パリの渋滞に備え、手前のサービスエリアに立ち寄ると、偶然にも2026年のル・マン24時間レースで総合優勝を果たしたトヨタのエンジニアと遭遇。改めてお祝いをお伝えできてうれしかったです。

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