WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

ダブルバブルルーフのRCZが未来のEVクーペとして復活! プジョーの最新デザインと最先端技術を凝縮した「RCZヴィジョン」の全貌 (2/2ページ)

ダブルバブルルーフのRCZが未来のEVクーペとして復活! プジョーの最新デザインと最先端技術を凝縮した「RCZヴィジョン」の全貌

この記事をまとめると

■プジョーがかつての人気車種をオマージュした「RCZヴィジョン」を世界初公開

■新たなデザイン言語と独創的なコクピットで次世代プジョーの方向性を提示する

■全固体電池や各部バイワイヤ化などの革新技術も盛り込まれる

プジョーの未来予想図

 ルーフからリヤウインドウまで、ガラスの泡がふたつ連なったような「ダブルバブル」のルーフ。2009年から2015年に販売されたプジョーのスポーツクーペ「RCZ」は、そんな特徴的なディテールと、FFならではの独特なクーペフォルムで多くのファンを魅了した存在だ。

 そのRCZの名前を冠したコンセプトカー「プジョーRCZヴィジョン」が、世界初公開された。プジョーはこれを市販前提のモデルではなく「ブランドのマニフェスト」と位置づけている。走る歓びとフランスらしい華を次世代プジョーの中心に据える宣言であり、かつてのRCZの後継を名乗るEVクーペという立ち位置となる。

 まずスペックを見ておこう。駆動用バッテリーには、米ファクトリアル・エナジーと共同開発した全固体電池を採用した。厚みはわずか110mmで、1000Vのアーキテクチャーと組み合わせることで、充電残量10%から80%までを約10分で充電できるという。最高出力は500馬力、航続距離は最大600km。WLTPモードの電費は、11.5kWh/100kmを目標としている。

 注目したいのは、この薄いバッテリーがデザインにも効いている点だ。車体は低くスリムなシルエットを実現し、軽量化や空力性能、電気アーキテクチャーが電費目標に貢献する。プラットフォームは、次世代のモジュラー構造「STLA One」をベースにしている。

 デザインは、プジョーの新しい言語「フェライン・フューチャー」の第1号となるものだ。「自由」「勇気」「エレガンス」「内なる力」「本能」という5つの原則で構成され、今後のプジョー車の方向性を決めるものだという。

 まず目を引くのは、プジョーの象徴であるライオンの3本の爪を、極細の水平ラインに作り替えた前後ライトだ。フロントはその上に、ライオンの眼差しをかたどる薄型LEDヘッドライトを重ねる。バンパーには細かな穴で描いた「RCZ」のロゴ、エアインテークのグリルにも「RCZ」のモチーフを刻むなど、ディテールまで徹底している。

 初代RCZへのオマージュも随所に見られる。ガラスのバブルルーフはボンネットからリヤまで続き、ダブルバブルの形状は後席の空間を稼ぐために強調された。ルーフのアーチは細く、宙に浮いたような造形になった。使われないときは姿を隠し、走行中のみ展開するアクティブスポイラーも初代RCZを思わせる。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了