
この記事をまとめると
■希少な名車に最新技術と職人技を注ぎ込むレストアとカスタムの融合が「レストモッド」
■徹底した再設計と作り込みが特徴となっている
■高額な価格には膨大な開発費や人件費も反映される
いま富裕層を魅了してやまないレストモッド
経済学をもち出さずとも、モノの価格は需要と供給や、材料&加工費といったファクターが決め手となるこというまでもありません。
が、ここに希少性やらブランド価値といった面倒くさい条件が重なることによって、「なんでその値段になった⁉」となることもしばしば。クルマ界隈でいえば、最近流行りのレストモッドなどは最たる例で、一般的なレストア車と比べても驚くような値付けであり、首を傾げざるを得ません。果たして、レストモッドはどうしてあれほど高価なのか、ちょっと考えてみましょう。
いうまでもなく、ニュースになるようなレストモッドは、単に「古いクルマをきれいにしてパワーアップさせたもの」ではありません。伝説的であり、希少性の高いクルマと、現代のテクノロジー、そしてため息の出るような職人技の融合そのものといっても過言ではないのです。普通のレストアにそんな付加価値が乗っかるわけですから、なるほど高価となること間違いないでしょう。
その象徴ともいえる存在が、「シンガー・ビークル・デザイン」が再解釈(リイマジン)したポルシェ911。彼らはベースとなる911をボルト1本まで分解し、ボディパネルはルーフ以外をすべてカーボンで製作。その際、オリジナルに忠実というわけではなく、顧客のオーダーや、シンガーなりの再解釈でモディファイまでしています。
さらに、パワーソースについてもフラットシックスそのまんまというわけではなく、コスワースやウィリアムズといったF1直系のチューニングを施し、軽量ボディと相まってオリジナルとは比べ物にならないパフォーマンスを発揮するのです。
また、ベテランの911マニアさえ唸らせるインテリアのカスタマイズも有名で、車体が買えない人向けにオリジナルメーターをイメージしたクロノグラフウォッチまで販売しています。
