
この記事をまとめると
■ホンダのEV「スーパーワン」が大ヒット中だ
■ライバル車種としてはホンダ内にも「N-ONE RS」がある
■価格やパッケージングが似ていることから悩むユーザーも多いようだ
スーパーワンが大ヒット中!
ホンダの電気自動車「スーパーワン」がスマッシュヒットとなっている。2026年5月発売開始ながら、2026年度上半期(4~9月)の販売台数は4967台と、毎月1000台のペースで売れている。トヨタbZ4Xや日産リーフといった国産EVは、同時期において1万台以上も売れているので、スーパーワンが飛びぬけて売れているわけではないが、2026年を代表するヒットモデルといって過言ではないだろう。
あくまで傾向としての話だが、bZ4Xやリーフが、EVを欲しいと思っていたユーザーに選ばれているのに対して、スーパーワンは「EVなんて買うつもりがなかった」というユーザー層にリーチしている。そうした点でも、日本のEVマーケットを変えつつある、エポックメーキング的な1台といえそうだ。
あらためてスーパーワンの成り立ちを整理すると、ベースとなっているのは軽EVの「N-ONE e:」。バッテリーやモーターといった基本メカニズムはそのままに、BOOSTモードを新設することで最高出力を70kWまでパワーアップさせた。
さらに専用サスペンション、ワイドタイヤなどでシャシーをグレードアップした“ホットハッチ”だ。185幅に広げられたタイヤを収めるためのワイドフェンダーが与えられ、軽自動車枠を超えたため登録車となっている。そしてスーパーワンは、その見た目から、かつて若者を虜にしたシティターボIIになぞらえ「令和のブルドッグ」とも呼ばれている。
スーパーワンがスマッシュヒットした背景には、国の補助金(CEV補助金)の歪みともいえる面があることは否めない。軽EVのN-ONE e:の58万円に対して、登録車となっただけでスーパーワンには130万円と倍以上の補助金が出る。この、「非常にお買い得感が高い」という点がスーパーワンへの注目を集め、購入を検討するユーザーを増やしたことに、おそらく異論はないだろう。
さて、スーパーワンのベースといえる軽EVのN-ONE e:には、さらにベースといえるエンジン車が存在する。それがN-ONEである。
