
この記事をまとめると
■メルセデスAMGがBEVの高性能SUV「GT SUV」を発表
■最上級のGT 63 SUVは1169馬力を発生し0-100km/h加速2.5秒を実現
■最大700kmの航続距離や超急速充電に加えエンジンサウンドの再現機能も採用する
AMG専用の電動アーキテクチャーを採用したSUV
10月17日、メルセデスAMGから「AMG GT SUV」が発表された。先に公開された「AMG GT 4ドアクーペ」に続き、電動の高性能アーキテクチャー「AMG.EA」を使う第2弾となる。AMGの責任者であるシュテファン・ヴェックバッハ氏は、このクルマを「SUVとしての形と、GTとしての本質を併せもつ」と表現した。スポーティな着座位置、低重心、低く構えたシルエットをもちながら、SUVらしい使い勝手は損なわないというのが狙いだ。
ラインアップは「GT 63 SUV」「GT 55 SUV」「GT 53 SUV」の3種類が用意される。頂点のGT 63は、3基の軸方向磁束(アキシャルフラックス)モーターを積み、最高出力1169馬力、最大トルク2000Nmを発生する。0-100km/h加速はわずか2.5秒、0-200km/hは6.8秒で、最高速度はドライバーズパッケージ装着時で270km/hに達する。SUVとして、掛け値なしに世界最速候補の1台だろう。
GT 55は最高出力816馬力・最大トルク1860Nmで、同じく3モーターの構成。エントリーのGT 53は、フロントとリヤに1基ずつ同期モーターを積み、システム最高出力は544馬力、最大トルクは800Nm、0-100km/h加速は3.8秒だ。フロントのモーターは必要なときだけ接続されるブースターとして働き、軽負荷では切り離して抵抗を減らす。リヤには、発進加速と高速巡航を両立する2速トランスミッションを組み合わせた。
いずれのモデルもバッテリーはF1の技術にヒントを得たAMG専用設計で、800Vシステムを採用する。容量は106kWhと128kWhの2種類で、128kWh仕様のWLTPモード航続距離は最大700km。DC急速充電の最大出力は、128kWhで710kW、106kWhで600kWとなる(いずれも暫定値)。128kWh仕様は10分の充電で最大450km分の航続距離を回復し、残量10%から80%までの充電をわずか12分で完了する。
走りの要になるのが、GT 63は標準、GT 55はオプションで装着されるアクティブサスペンション「AMG ACTIVE RIDE CONTROL+」だ。一般的なスタビライザーのかわりに油圧制御を採用し、ロールだけでなくピッチまで抑えるというもので、自在な姿勢制御を実現する。
