最新テクノロジーを凝縮
BEVだからこそ、AMGらしい演出にも手が入っている。走行プログラム「AMGFORCE Sport+」は、合成した電子音ではなく、AMGモデルの実車を16本のマイクで計測した音源に基づき、GT 63とGT 55ではV8エンジン、GT 53では直6エンジンのサウンドを再現する。エンジンサウンドのみならず、変速の演出やシートの振動装置まで組み合わせられるのだから余念がない。センターコンソールには、レスポンス、コーナリング性能、スリップの許容量を調整する3つのダイヤル「AMG RACE ENGINEER」も備わる。
メルセデスAMG GT SUV「AMG RACE ENGINEER」画像はこちら
ボディサイズは全長5084mm×全幅2001mm×全高1656mm、ホイールベース3040mm。その攻撃的かつ派手なエクステリアは賛否がわかれるところだろうが、前面投影面積を抑えたことで、Cd値は0.27を達成している。また、GT 63とGT 55には、時速150km以上で角度を変えるアクティブルーフスポイラーと、冷却風を制御するエアパネルも備わる。
コクピットは、既出のAMG GT 4ドアクーペのそれをSUVに最適化した、というイメージだ。ドライバーは一般的なSUVより低い位置に座り、ドライバー側に角度をつけた14インチのセンターディスプレイと10.2インチのメーターが、ひと続きのユニットになる。ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiの3つのAIを統合した最新のMBUXに加え、サーキット走行を記録・解析する「AMG TRACK PACE」などAMG専用のアプリも載る。
メルセデスAMG GT SUV インテリア画像はこちら
ドイツでは、GT 53 SUVが10月20日に受注を開始する予定で、税込価格は11万3050ユーロ(邦貨換算約2005万円)とアナウンスされている。上位モデルのGT 63とGT 55は2027年春に続く。日本での発売時期や価格は、現時点で明らかになっていない。