
この記事をまとめると
■半期決算の9月は供給状況が販売順位に影響し軽自動車が上位に多数ランクイン
■N-BOXが前年割れとなる一方でスペーシアやルークスが健闘し競争が激化
■人気車の納期改善や中古車相場の下落も進み今後の販売動向が焦点に
半期決算で動いた新車市場
9月は事業年度締め(4月から翌年3月)での上半期(4月~9月)末月。「半期決戦セール」ともいわれ、新車販売界隈ではかなりザワつく月となるが、2026年9月は例年の9月よりザワつきが大きかったように感じている。登録車については自販連(日本自動車販売協会連合会)、軽自動車は全軽自協(全国軽自動車協会連合会)の統計をもとに合算(含軽統計)したランキングを作成した。
販売トップがホンダN-BOXなのは毎月恒例のお約束のようなものなのだが、半期決算セールをひときわ意識しているホンダにもかかわらず月販台数が2万台を割っているのは、単純に勢いがなかったのではなく、供給が間に合わなかったのかもしれない。
トップ10の顔ぶれをみると、上位10車中軽自動車が6車も入っている。登録車は事実上契約月内での新規登録はほぼ間に合わない状況にあるが、軽自動車は先行生産車両などならば、9月上旬あたりの受注分では9月中の新規届け出も可能なので、軽自動車が販売台数を伸ばした結果、6台もランクインしたのかもしれない。
登録車のみのランキングで注目なのは、上位10車中にスズキ・ジムニー(含シエラ&ノマド)が9位に入っていること。ジムニーノマドはご存じのとおりインドで製造され完成車輸入されている。インドから来たノマドをまとまった台数国内出荷できたことが統計に影響を与えているのかもしれない。
トヨタ・ランドクルーザーシリーズも5位にランクインしている。これは2026年5月に発売されたランドクルーザーFJが影響を与えているようだ。発売直後に新規受注停止となっていたものの、すべてのディーラーというわけでもなさそうだが、直近で確認すると受注再開をしたどころか、2027年春ごろまでの納車も可能となっているようである。
ランドクルーザーFJについては、いまのところはバックオーダーを粛々と消化しているのだが、ここのところその消化ペースが早まっているとのことであった。中古車は相変わらず新車販売価格を大きく上まわる価格相場になっているが、ここのところ急落傾向にある。それでも新車販売価格は上まわっているのだが、投機目的も意識して購入したひとにはあいにくの状況となってきている。
