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【スバル360でアメリカ4000kmを激走】国沢光宏のグレートレース参戦記その4 (2/2ページ)

【スバル360でアメリカ4000kmを激走】国沢光宏のグレートレース参戦記その4

エンジンに不安を抱えつつも3日目が開始

グレートレースも3日目に突入。今日も天気がいいが、気温は低くて過ごしやすい。昨晩遅くまで続いたスーパーメカニック・喜多見さんによるキャブのオーバーホールも無事に終了し、エンジンは過去最高の状態になった! そろそろ全開でいくぜ!! と思ったところ、なんと初日にトラブルとなり、処置を行なった燃料コックが振動で外れてしまった。そのため、急遽、固定する処置を行ない、再びスタート!

今日のコースは、テネシー州チャタヌーガを出発し、同じくテネシー州のマーフリーズボロという街でランチ。その後、ケンタッキー州のボーリンググリーンを目指すという、約400kmのルートとなる。ちなみに、テネシー州とケンタッキー州はタイムゾーン(アメリカは国内で時差がある)が州内でわかれており、今日は途中で時間がマイナス1時間となり、明日は再び、プラス1時間になるというルート。ややこしい!


さて前半のレグ1~3は、とうもろこしや大豆畑などが広がる高原地帯。アップダウンの激しい山道、空気が薄い標高1000m級の高原など、そもそもパワーの少ない上にエンジンに不安のあるスバル360にとっては、厳しいシチュエーションである。

しかもコ・ドライバーがルートを把握するために配布されるコマ図も、前日より難易度がアップ。「ほかの車両のコ・ドラとも、今日は難しかったね~なんて話していました」と小島さんがいうように、ミスコースをして彷徨うクルマが続出!!

そんな厳しい状況のなか、レグ1が規定時間+16秒、レグ2が規定時間+23秒と、まずまずの成績を収めた国沢号。しかもレグ1は1時間45分くらい走る長い競技区間だったのにも関わらず、誤差が16秒というのは凄い! 小島さん(もちろん国沢さんも)、頑張った! ただ、やはり2時間近くの長い競技区間となったレグ3は、1分40秒遅いという結果に……。これについては、どこで遅れたのかがわからないという。

そして、やっぱり何かが起こる国沢号。昨日と同じように、高速でエンジンが息つきを起こす症状が再発する。喜多見さんの分析によると、高速走行では多くの燃料が必要になるうえに、道が平坦なので、燃料がエンジンにうまく落ちてこないのではないか、とのこと(スバル360は燃料タンクがエンジンの上にあり、自然に燃料がエンジンに入っていく仕組み)。これについては、燃料コックを交換することしか根本的な解決策はないが、交換用パーツはなし。様子を見ながら走っていくしかない……

さて読者のなかには「どうして日本でもっとちゃんと整備してこなかったの?」と思っている人もいるかもしれない。しかし、このスバル360を国沢さんが入手したのが2月。4月には船でアメリカにクルマを送らなければならなかったため、暑い時期にテストができていないのだ。また消耗パーツを交換しようにも、スバル360のパーツは専用品ばかりで、高価になってしまっているものや入手できないものも多い(アメリカの古いクルマは共有パーツが多い)。そのため、故障したときのことを考えると、簡単にはテストできないのだ。ただスペア用エンジンを1個、持ってきているので、最悪の場合、そちらに載せ替えか!?

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