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新型ホンダ・シビック3モデルが9月29日に同時発売! タイプRは450万円 (1/5ページ)

新型ホンダ・シビック3モデルが9月29日に同時発売! タイプRは450万円

全車価格も公表! セダンとハッチは200万円台後半でのリリース

今年1月の東京オートサロン2017で日本導入が発表された、ホンダのミドルサイズ5ドアハッチバック&4ドアセダン「シビック」が7月27日、ついに正式デビュー! 9月29日に発売されることになった。

1972年発売の初代から数えて10代目となる新型シビックは、8代目および9代目ではセダン/クーペとハッチバック系モデルとで異なるプラットフォームを使用し、別々に開発していたのを改め、サーキット走行を主眼としたホットバージョン「タイプR」を含めて全モデルを同時に開発。

新開発のCセグメント用プラットフォームを全車に採用し、アウトバーンでの200km/h走行時も快適に過ごせる操縦安定性と居住性、ユーティリティを兼ね備えたワイド&ローのプロポーションを与えている。 日本に導入されるのは4ドア「セダン」と5ドア「ハッチバック」、そしてハッチバックをベースにした「タイプR」の3タイプ。


いずれもモノグレード展開で、セダンは国内の埼玉製作所 寄居完成車工場、ハッチバックとタイプRはイギリス・スウィンドン工場で製造されたものが販売される。

プラットフォームの一新によりもっとも大きく進化したサスペンションは、フロントがストラット式で、セダンおよびハッチバックは新開発のL字型ロアアームと高剛性サブフレーム、液封コンプライアンスブッシュを組み合わせたもの。

タイプRは先代に続き、ナックルが転舵を、ストラットが路面からの上下入力を担うよう分離することでセンターオフセット量(転舵軸とホイール中心までの距離)を短縮、トルクステアを低減させた「デュアルアクシス・ストラット・サスペンション」が採用されている。

ただし、先代タイプRに対し数多くの改良が加えられており、センターオフセット量が7%縮小されたほか、アルミ製ナックルアームの採用により軽量化。さらにL字型ロアアームが用いられ、入力分担の効率化と高剛性化、フリクション低減が図られている。

先代はセダンがマルチリンク式、ハッチバックおよびタイプRがトーションビーム式だったリヤサスペンションは、全車とも新開発のマルチリンク式に。すべてのアームを高剛性サブフレームに取り付ける構造となり、横力を受けた際のトーイン特性が改善された。なお、セダンの17インチタイヤ装着車には液封コンプライアンスブッシュを採用。タイプRでは20インチタイヤの装着に合わせ、ハッチバックに対しすべてのアームとブッシュ類の剛性をアップしている。

 タイプRのダンパーは先代に続き電子制御式「アダプティブ・ダンパー・システム」となるが、「コンフォート」「スポーツ」「+R」3段階のドライビングモードごとの可変幅が拡大されるとともに、余分なサスペンションストロークを抑えて収束を早めるよう制御も改良された。

ステアリングには全車とも、ラックギヤの比率が中央部と左右部で異なる「VGR(可変ステアリングギアレシオ)」と、ピニオンギアを入力側とアシスト側の2カ所に設置した「デュアルピニオンEPS」を採用。操舵角や転舵速度からドライバーが意図する走行ラインを推定し、4輪のブレーキを独立制御してライントレース性を高める「アジャイルハンドリングアシスト」も組み合わされている。

タイプRではさらに、VGRのギヤ比が専用設定になるとともに、先代に対しステアリングコラムが50%、タイロッドエンドがストレート化のうえ10%大径化されたことで、高速走行時の安定感とダイレクト感、リニアリティが高められた。

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