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クラウンやカローラとも違う! 誕生から60年以上経っても日産スカイラインが名車と呼ばれ続ける理由 (2/2ページ)

クラウンやカローラとも違う! 誕生から60年以上経っても日産スカイラインが名車と呼ばれ続ける理由

レースでポルシェを抜いたことが人気に火をつけた

 日産スカイラインの歴史は、日産と合併前のプリンス自動車時代に遡る。プリンス自動車は、はじまりが航空機メーカーであったことも関係して、最先端の技術にこだわる気風が強かった。しかしそれが経営を行き詰まらせ、日産との合併に至った。

 初代スカイラインは1957年に誕生し、フレーム構造が多かった時代にセミモノコック車体構造や、後輪サスペンションのド・デオンアクスルなど、当時の先進的な技術を基にしていた。搭載する1.5リッターガソリンエンジンの最高出力はトヨタや日産を上まわり、最高速度も同クラス最速だった。のちに、スカイラインスポーツという2ドア車も追加された。

 2代目のとき、’64年の第2回日本グランプリでの優勝を狙い特別に用意されたのがスカイラインGTであり、優勝はポルシェ904であったが、レース途中で一時的にポルシェを抜いたことが伝説となった。そしてスカイライン2000GTが翌年発売されるのである。

 日産と合併後、やはりレースでの優勝を狙って開発されたのが、GT-Rであった。直列6気筒DOHCエンジンを搭載したGT-Rが50勝の記録を打ち立て、名車としての地位を不動のものとした。

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