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【今さら聞けない】国道などでよく見かける「バイパス」ってなに? (2/2ページ)

【今さら聞けない】国道などでよく見かける「バイパス」ってなに?

この記事をまとめると

◼︎バイパスの存在には「渋滞を避ける」という目的がある

◼︎交通量が増えて栄えるのと同時に、混雑の要因となることも

◼︎バイパスができたことで旧道などが寂れてしまう弊害もある

混雑を避けクルマを迂回させるために設ける道路

 大きな国道などには、旧来からある本道(旧道)に並行して、バイパスが建設され、本道の「国道●号」に対し、「国道●号バイパス」という名称の道になることが多い。このバイパスとはどういう意味なのか。

 バイパス=「bypass」は英語で、本来は血管に閉塞部が生じたとき、手術によって人工血管や本人の静脈を用いて作る側副路や、ガスや水道の側管、補助管、電気回路の分路、側路、障害物や問題などを回避すること、という意味の単語だった。しかし、国語辞典で「バイパス」と引くと、最初に「交通量の多い市街地の道路の混雑を避け、車を迂回 (うかい) させるために設ける道路」という説明が出てくる。

 つまり、混雑した旧来の道路を避けて、クルマの流れをよくするための新たな道路ということなので、多くのバイパスは本道よりも、道が広く、車線が多く、信号が少なく、より直線的で走りやすい設計になっている。また、山間部などでは、トンネルを多用したりして、よりなだらかな道路にしたり、海辺では海岸線より内側により直線的なバイパスを作ることもある。

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