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【売れなくても売る必要あり!】AT全盛のいまでもMTをラインアップすべき理由とは (2/2ページ)

【売れなくても売る必要あり!】AT全盛のいまでもMTをラインアップすべき理由とは

4台に3台はMTが売れる車種もある

 今は乗用車に占めるAT(オートマチックトランスミッション)装着車の販売比率が98〜99%で、限りなく100%に近い。普通運転免許にAT限定が創設されてから、今では30年近くが経過しており、ATしか選べない車種も増えた。

 2019年の国内販売ランキングは、1位がホンダN-BOX(少数のスラッシュを含む)、2位はダイハツ・タント、3位はスズキ・スペーシア、以下日産デイズ&デイズルークス、トヨタ・プリウス、ダイハツ・ムーヴ&ムーヴキャンバスという具合に続く。どのクルマもAT専用車で、MT(マニュアルトランスミッション)は選べないから、ATの販売比率が高まって当然だ。

 しかし運転の楽しさを追求したスポーティなクルマには、今でもMTが設定される。とくにマツダは、人馬一体(ドライバーとクルマが一体になって生み出す走りの楽しさ)を商品全体に通じる開発テーマとしているから(OEMを除く)、6速MTの設定も多い。

 そこでマツダのMT比率を尋ねると、デミオやCX-5が4%、アテンザは7%、ロードスターRFは53%、ロードスターのソフトトップは76%であった。

 デミオやアテンザにはATが多く、MTは少数派だが、市場全体のようにAT比率が100%近くに達することはない。数は少なくても、一定数のユーザーはMTが用意されていれば購入している。

 ただしメーカーとしては、販売比率が極端に少ない商品は、なるべく省きたい。車両の開発には多額のコストを要するからだ。MTの価格をATに比べて極端に高めることはできず、ユーザーが減少する以上に、MT装着車が減ってしまった。そのためにロードスターのようなスポーツカーには、MTを求めるユーザーの需要が集中して、MT比率も50〜80%に達するわけだ。

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