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欧州車では主流のダウンサイジングターボ! 日本車がほとんど採用しないワケ (2/2ページ)

欧州車では主流のダウンサイジングターボ! 日本車がほとんど採用しないワケ

ダウンサイジングはCO2規制への対応策

 ダウンサイジングとは、言葉通り、サイズの縮小化だ。その上で、ダウンサイジングターボとは、エンジン排気量を縮小してターボチャージャーによる過給を行う考え方を指す。

 欧州で見られるダウンサイジングターボの場合、たとえば2リッターターボを1.5リッターターボにするのではなく、もともとは自然吸気(NA)の2.4リッターエンジンを1.5リッターターボに載せ替える、といったイメージだ。

 なぜ、そんなことをするかというと、CO2規制への対応策である。排気量を減らすことでCO2排出量を一気に下げると共に、排気量を減らしたことで失われた低速から中速のトルクをターボチャージャーで補完するという考え方だ。またエンジンサイズ縮小はクルマ全体の軽量化につながり、燃費と運動性能にプラス効果が期待できる。

 では、なぜ欧州でダウンサイジングターボが増えているのかと言えば、欧州CO2規制が世界でもっとも厳しいからだ。

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