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100年の間には冒険したクルマも! 「名車」だらけのスズキが生んだ「迷車」6台 (2/2ページ)

100年の間には冒険したクルマも! 「名車」だらけのスズキが生んだ「迷車」6台

手の届く名車を数多く生み出してきたスズキ

 スズキは今年3月で創立100周年を迎えた。スズキの目の付けどころやひらめきは素晴らしいものがあるだけにジムニー、初代アルト、初代エスクード、カプチーノ、ワゴンR、スイフトスポーツ、ハスラーなど、多くの人が買える名車を多数生んでいる。その反面、名車とは対照的な迷車もいくつかある。

1)マイティーボーイ(1983年)

 3ドアクーペだった2代目セルボをベースに、キャビン後方をピックアップトラック化した軽乗用車。2人乗りのトラックと考えればキャビンは広く、シート後方の荷物置き場も実用的で、クルマ自体も新鮮だった。しかしやむを得ないことながら荷台が狭く、軽トラックなどに比べると中途半端なのは否めず、一代限りで姿を消した。ただ、「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」というキャッチフレーズによりマー坊というニックネームが印象深かったのは救いだった。

2)X-90(1995年)

 初代エスクードをベースにボディを2人乗りのTバールーフとした、小型クロカンSUVにオープンカーの要素をミックスした欲張りなモデル。面白いコンセプトだったが、決してスタイリッシュだったわけでもなかったため不発で、短命に終わった。SUVが多様化している今であればX-90の運命も変わっていたのかもしれない。

3)エリオ(2001年)

 エリオはカルタスの後継車的なモデルとなる、当時のカローラやシビック級のミドルクラスカーとして登場。新開発のプラットホームが採用されたが、全体的に完成度が低いのに加え、ユーザーには「このクラスのスズキ」というイメージが薄く、浮上することなく一代で静かに姿を消した。

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