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なんだか不快だし疲れるのはクルマが原因なことも! 乗員にストレスを与える要因と改善方法8つ (2/2ページ)

なんだか不快だし疲れるのはクルマが原因なことも! 乗員にストレスを与える要因と改善方法8つ

視界に邪魔なものが入るとグッと疲れやすくなる

 気に入って買ったクルマのはずなのに、どうも乗っていると疲れる気がする……。今まで週一くらいで乗っているときにはなんともなかったのに、コロナ禍で毎日乗るようになったらグッタリと疲れるようになった……。

 最近、そんなことを感じている人がチラホラと増えてきているようなのですが、あなたは大丈夫でしょうか? じつはそれ、あなたのせいではなく、クルマのせいかもしれないんです。クルマを購入するときに、何100kmも走ってから判断して買うという人は、なかなかいないですよね。でも使い勝手やパワートレイン、操作性といったものは、長く乗ってみないと良し悪しがわからないもの。走行距離が増えてくるに従って、知らず知らずのうちに小さなストレスが発生し、それが蓄積したり、疲労を溜めてしまうクルマというのもあります。今回は、どんなクルマがそれに当てはまるのか、乗っていて無意識のうちに不快に感じる原因をピックアップしてみました。

1)死角が多い

 1つ目は、心地よく安全な運転をするための基本でもある「視界」に、死角が多いクルマです。前方のボンネット両端や先端が確認できない、左右のサイドミラー周辺がよく見えない、後方視界が狭い、斜めうしろが見えにくい、といったところはありませんか?

 もしあるなら、それが運転中に交差点を曲がるたび、駐車をするたびに、よく見えないという不安、不満からストレスを感じている可能性があります。無意識のうちに「もっとよく見よう」として首を伸ばしたり、目をこらしたりしているうちに、それが疲れを誘発していることもあるでしょう。購入時にはなるべく自分の運転ポジションから死角の少ないものを選び、バックモニターなどの装備も使ってできる限り死角をなくすようにするといいですね。

2)画面が明るすぎる

 2つ目は、近年どんどん大きくなっているナビ画面ですが、走行中にその画面が明るすぎるクルマです。角度によっては、窓ガラスからの太陽光が反射して目を照らしていたり、遠くを見ていたところから一瞬で画面に焦点を合わせようとするために、眼球からのストレスが不快感を呼んでいることもあるでしょう。

 とくに夜間は、暗いなかでナビ画面だけが異様に明るいと、運転中もつねにその明るさが視界の隅に入っていて、眩しさに知らず知らずのうちに目を細めていたり、集中力を削がれたりしているかもしれません。設定メニューで画面の明度を下げる、不要なときには画面を消すなど、対策をとってみてはいかがでしょうか。

3)アクセルやブレーキが唐突

 3つ目はアクセルやブレーキの操作がカックンと唐突なクルマです。発進直後に思った以上に加速力が出てしまい、慌てて右足の力を抜いてギクシャクしてしまったり、ブレーキペダルの感触が想像と違うと、ガクンと急に止まってしまいますよね。そのフィーリングの違和感は、そのままストレスに直結します。これは運転している人だけでなく、同乗者も同じ。

 そのため自動車メーカーはさまざまな研究を積み重ね、人と人馬一体になれるような操作性、ドライブフィールを実現しようとしているわけですが、運転の仕方は千差万別ですから、すべてのクルマが自分にマッチするとは限らないんですね。なので購入時には必ず試乗してフィーリングが合うかどうかを確認したり、そのクルマの特性をつかんでスムースに運転できるように工夫したり、ということが必要なのです。

4)ハンドルの据わりが悪い

 4つ目は、ハンドルの据わりが悪いクルマです。ひと昔前に、国産車ではやたらとどんな場面でもハンドル操作が軽いクルマが増えた時期があったのですが、最近はまた重厚感のある、どちらかといえばどっしりとした感覚のハンドルに回帰してきました。車庫入れなどの低速時にはスイスイと軽く操作できるようにして、高速道路などでは安定感があるようなハンドルが主流と言えます。

 とくに高速道路を直進する際に、ハンドルが軽すぎて据わりが悪いと、少しの路面のうねりやギャップでもハンドルを取られてしまい、まっすぐ走ってくれません。そのため無意識のうちにギュッと力を入れてハンドルを握り、修正舵を当てている状態。これでは肩が凝ったり、腕が筋肉痛になったり、いろんな不快さを感じるのも無理はないですね。購入時には、なかなか高速道路の試乗までできることはないかもしれませんが、信頼できる人の意見を参考にしたり、何かしらの判断材料を見つけてチェックしてみてほしいと思います。

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