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CMやカタログのクルマの「派手なイメージカラー」はじつは不人気! 本当の「人気色」とそれでもメーカーが採用する理由 (2/2ページ)

CMやカタログのクルマの「派手なイメージカラー」はじつは不人気! 本当の「人気色」とそれでもメーカーが採用する理由

この記事をまとめると

■新型車にはカタログやCMで使われるイメージカラーがある

■しかし販売台数で見るとイメージカラーよりも白や黒の方が売れている

■イメージカラーはそのクルマの世界観を伝えるためのもの

イメージカラーよりも白黒が売れていることが多い

 ウェブサイトなどで訴求される外装色のイメージカラーやテーマカラーは、色彩が豊かだ。最近発売された車種を見ても、トヨタ・カローラクロスはブルー、スズキ・ワゴンRスマイルはオレンジといった色彩が使われている。

 ただし、これらのボディカラーが売れ筋になることは少ない。日産ノートのビビッドブルーとスーパーブラックの2トーンは比較的人気が高いが、多くの車種は、以前と同様のホワイトとブラックの販売比率が上まわる。

 ホワイトとブラックが人気を得ている理由は、さまざまなボディスタイルを引き立たせる色彩であるからだ。ホワイトには清潔感があり、とくにホワイトパールでは、輝くような美しさが魅力だ。高級なクルマに見えることもあって人気を得た。

 ブラックはホワイトとは逆の色彩で、引き締まり感が伴う。外観が精悍でスポーティに見えることから好調に売られている。

 そしてホワイトとブラックであれば、中古車として販売する時も不利にならない。人気色は大量に流通する当たり前の色彩だから、際立った高値は付かないが、損をする心配もない。つまり売却時の条件が安定することも、ブラックとホワイトが人気色になった理由だ。

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