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ホンダであってホンダにあらず! 日本導入は見送られた北米展開のブランド「アキュラ」とは (1/2ページ)

ホンダであってホンダにあらず! 日本導入は見送られた北米展開のブランド「アキュラ」とは

この記事をまとめると

■レクサスよりも早くに日本のプレミアムブランドとして立ち上げられた「アキュラ」

■北米では顧客満足度調査で自動車メーカーとしてアキュラ単独で幾度も1位に輝いている

■過去にはアキュラブランドの日本展開が発表されたこともあったが撤回された

日本のプレミアムブランドのさきがけとして誕生した「アキュラ」

 1970年代から本格化した日本車の北米輸出だが、1980年代に入ると良くも悪くも「廉価で壊れないクルマ」というイメージが定着する。しかしそれは、言ってみればファーストフード店で手の込んだ高額なコース料理をメニューに載せても頼む客が居ないような状況を作り出す。

 自動車メーカーとして、いつまでも「廉価で壊れないクルマ」だけで商売を続けていても、市場の拡張性は望めない。当時の日本の自動車メーカーは従来の固定観念からの脱出に躍起になっていた。すでに性能的には北米市場でプレミアム感のあった欧州車に匹敵、あるいは凌駕するクルマだって作れるのに、このままではいつまで経っても格下のままだと。もっと利益率の高いクルマや趣味性の高いクルマを作って、新たな市場に切り込んでいかなくては……。

 日本の自動車メーカーのプレミアムブランドの草分けとしてはレクサスが有名であり、今や日本でもすっかり定着し、メルセデス・ベンツやBMW、アウディなどと肩を並べた感もある。

 そんなトヨタのレクサスよりも3年早く、1986年にホンダが立ち上げたプレミアムブランドが「アキュラ」だった。アキュラの初陣を飾ったのはインテグラとレジェンドの2車種で、インテグラは上級でよりスポーティなシビック、レジェンドはアコードの上を行くマルチシリンダーエンジン搭載のプレミアムセダン&クーペという位置づけだった。

 1990年には初代NSXがアキュラのフラッグシップとしてデビューし、そのプレミアムイメージをより鮮明なものとすることに成功する。

 アキュラ=ACURAは「Accuracy(正確さ)」といった言葉を連想させるが、基本的には造語で、アルファベット順で自動車メーカー名を並べた際に先に出てくるスペルと音感で選ばれたとも言われる。1990年代中盤に入ると、インテグラがRSXへと改名されたように、車名はすべてアルファベットの組み合わせに変更される。

 2000年代には車種もプレミアムSUVやクロスオーバー系を加え、北米市場においてはホンダとの差別化に成功。北米では顧客満足度調査で自動車メーカーとしてアキュラ単独で幾度も1位に輝いていることもそれを裏付けているだろう。

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