WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

まもなく「旧車趣味」が消える? 肝心の「レストア」ができなくなるかもしれない理由3つ (2/2ページ)

まもなく「旧車趣味」が消える? 肝心の「レストア」ができなくなるかもしれない理由3つ

この記事をまとめると

■いま旧車は人気が高く、車両価格も高騰している

■しかし将来レストアができなくなるのではないかという懸念がある

■その理由を3つ挙げて解説する

ピカピカに見える旧車もレストアの精度は微妙!?

 いま旧車は人気があり、車両価格も高騰している。旧車というひとつのジャンルが確立されているのだが、ひとつ心配なことがある。それが「そのうちレストアができなくなるのではないか」ということだ。未再生車という例外はあるのにしても、旧車がきれいに、そして調子よく維持できたり、高価で販売できるのはレストアできるからというのが大前提だったりする。将来的にはそれができなくなる気がするのだ。

理由1 部品の供給

 これは以前からある問題で、経済状況などにも左右されやすい。家電は8年経ったら部品の供給や修理対応が終了するが、それに近い状況になるかもしれない。クルマの場合は、メーカーによってはかなり古いパーツも供給してくれているが、儲かるものではない。

 専門のクラシックセンターを設置して、部品供給やレストア対応をしている欧米とは比べようもないが、商売として考えると実際のところは厳しいのもまた事実。日本車の場合、とくにサードパーティの部品メーカーがほとんどないだけになおさらだ。EV、自動運転全盛ともなると、ガソリン時代の部品を供給してくれるのだろうか?

理由2 職人の減少

 すでに問題になりつつあるが、テクニック的に修理や修復ができなくなりつつあること。エンジンまわりでいうと、キャブレターの調整やオーバーホール、各部の調整。専門的にはなるが、オーバーホール時にエンジンを加工してくれる内燃機屋もどんどんと廃業している。

 またボディともなるとさらに深刻で、切り貼りや叩き出しなどできる職人が減っているし、育てる環境もない。そう考えると、ピカピカにレストアされた車両が高値で取り引きされているが、実際はどれだけ本格的にレストアされているかは微妙かもしれない。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了