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スカイラインにレヴォーグにLS! 広がってきた「手放し運転機能」の「安心感」に差があるワケ (1/2ページ)

スカイラインにレヴォーグにLS! 広がってきた「手放し運転機能」の「安心感」に差があるワケ

この記事をまとめると

■日本車では4社からハンズフリー運転可能なクルマが発売されている

ホンダのみレベル3を実現しており、それ以外の3社はレベル2となる

■手放し時のドライブには、クルマによって安心感に大きな差が感じられる

レベルや作動範囲に違いはあるが技術的な内容はいずれも同様

 ハンドルから手を放して走行できることを最初に実現した日本車は日産自動車だった。スカイラインに搭載されたプロパイロット2.0がそれだ。次に、ホンダが100台限定のレジェンドでホンダ・センシング・エリートとして実現し、トヨタもMIRAIとレクサスLSでアドバンスド・ドライブと名付けて採用した。SUBARUも、レヴォーグのモデルチェンジに際しアイサイトXで実用化している。

 それらには若干の違いがある。日産、トヨタ、SUBARUの場合は、運転支援の基準でレベル2での採用である。ホンダだけレベル3での実用化だ。また、日産、ホンダ、トヨタが高速道路や自動車専用道路で制限速度の範囲で利用できるのに対し、SUBARUは高速道路や自動車専用道路内の渋滞でという低速域での採用となっている。

 レベル2とレベル3の違いは、レベル2があくまで走行中の責任は運転者にあるのに対し、レベル3は使用中の責任はクルマ側が担う。道路条件や、天候など周辺環境の影響でクルマの自動機能が損なわれそうな場面では運転者に責任が戻されるが、条件が整っている間はクルマが責任を負う点で、レベル2とレベル3の違いがある。

 それでも、ハンズフリーの技術的な内容はいずれも同様で、高精細地図やGPS、そして車載の複数のカメラやセンサーを駆使し、道路を外れずに直線路のみならずカーブも含めてハンドルから手を放して走行することができる。

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