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「1円玉」「十字手裏剣」「TE37」! 昭和オヤジが「あったあった」と歓喜する名作ホイールたち (2/2ページ)

「1円玉」「十字手裏剣」「TE37」! 昭和オヤジが「あったあった」と歓喜する名作ホイールたち

この記事をまとめると

■ドレスアップパーツとしてアルミホイールは不動の人気を誇る

■各社から特徴的なデザインのモデルが出ていたが、人気のあまりコピー品が出たケースも

■名作ホイールは復刻する例があるほか、ファッションのように形に流行り廃りがある

アルミホイールはクルマの第二の顔と言っても過言ではない

 機能パーツでもあり、クルマ全体のイメージを左右する重要なドレスアップパーツでもあるアルミホイール。

 レースの世界でも1950年代前半まではワイヤースポークのスチールホイールが主流だったが、1950年代後半になると軽合金ホイールが登場。1960年代に入り、フェラーリもマグホイールを装着するようになり、憧れのスーパーカーの足もとを彩ったのも、「カンパニョーロ」や「クロモドラ」(フェラーリのディーノに装着されたクロモドラが市販車用では初のマグネシウムホイール)だった。

 当然これらのホイールは日本のクルマ好きにも羨望の的で、星形の「クロモドラ」のホイール、「タイプA」などは覚えている人も多いはず。

 あとは「BBS」。今シーズンはF1に独占供給する「BBS」は今も昔も大人気。かつては「BBS」のロゴに似せた「885」といった海賊版が出回るほど! クロススポークデザインが有名で、世界で初めて航空機用素材の超超ジュラルミンでホイールの製品化に成功した「RI-D」など、つねに最先端のホイールづくりで注目されている。

 国内でアフターパーツのアルミホイールが流行り出すのは、1960年代後半から。

「エンケイ」が1967年に国産初のアルミホイールを世に送り出し、翌年、フォーミュラカーのコンストラクターだった「RSワタナベ」が8本スポークの1ピースアルミホイールを製作。触るとザラザラとした無骨な鋳肌が走り屋たちには魅力的で、大ヒットの定番ホイールになる。

 レーシングホイールといえば、ジュニアフォーミュラのFJ360やFL500、FJ1300のシャシーなどを製造していたレーシングコンストラクターの「ハヤシレーシング」が、1973年にレース用ホイールのストリート版としてリリースした「ハヤシ ストリート」も人気を博した。8本スポークのレーシングホイールが原形でいまでも購入可能。

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