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イケてるクルマってだけで成功すりゃ世話ない! 理想と現実はまったく違う「カッコイイ」けど「デートに向かない」クルマとは (1/2ページ)

イケてるクルマってだけで成功すりゃ世話ない! 理想と現実はまったく違う「カッコイイ」けど「デートに向かない」クルマとは

この記事をまとめると

■ドライブデートの失敗談を百戦錬磨の自動車ライターが振り返る

■スポーツカーやスーパーカーが心の底から喜ばれることはほとんどない

■些細なゴミも残さないほど車内は綺麗にしておいた方がいい

ドライブデートで調子に乗ると痛い目に遭うのは今も昔も同じ

「このクルマさえあれば彼女のハートはオレのもの!」といった幻想を誰しも抱いたことがおありでしょう。

 が、たかがクルマで女子のハートを射止められるわけがありません。かくいう筆者も同様の幻想を何度も木っ端みじんに砕かれ、数十年たってようやく現実に気づいたという体たらく。もっとも、今回はそんな玉砕エピソードではなく「射止められると思って、買ってはみたものの」うまくいかなかったクルマについてのご紹介。

 つまり、ぱっと見「イケる!」と思っても、意外な落とし穴でデートに失敗するクルマ、ということ。

 たとえば、輸入2ドアクーペ。911やコルベット、あるいはBMW635CSiとかね。とにかく誰の目にもカッコいいわけで「お! なにかが始まる予感」なんて根拠のない幸福感すら覚えるはず。

 でもって、デートの際はジェントルマンを気取って「彼女のドアを開いてあげてエスコートだ!」などとウキウキしながら頑張るわけですよ。すると、彼女がはにかみながら「やめてよ。そんなお姫様あつかいされたら、タカシのこと好きになっちゃうじゃん」なんて、思わず「ホレてまう」言葉のナイフを突き立ててくるのです。

 だったら、ぶっきらぼうなキムタクを気取って「あ、そ。なら、自分で開け閉めしちゃって~」とカッコつけるタカシ。ですが、これが失敗のもと。

 外車に乗っていくらかアガっていた彼女、駐車場についた途端、力任せにドアをフルオープン。だいたい、クーペのドアは大きめと相場が決まっていて、勢いよく隣のステップワゴンだか、クラウンとかのサイドに「ガチーン」とクリティカルヒット。

 911の場合ならこちらはキズひとつ付きませんが、相手は見るも無残な凹みよう。もっと無残なのは「やっちゃった! テヘペロ」な彼女に向けたアナタの微妙な表情かもしれません。

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