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2026年で60周年を迎えるカローラの進化が止まらない! トヨタ・カローラクロスに新たなグレード「GR SPORT」を設定

2026年で60周年を迎えるカローラの進化が止まらない! トヨタ・カローラクロスに新たなグレード「GR SPORT」を設定

この記事をまとめると

■トヨタ・カローラは1966年に誕生して以来世界累計5500万台を超える実績を築いた

■最新のカローラクロスはHEV一本化や先進装備で安全性・快適性を強化した

■東北での生産やモータースポーツ挑戦など地域と未来を見据えた活動も展開中

日本の国民車から世界のカローラへ

 カローラは「地球人の幸福と福祉のために」という使命のもと、すべての顧客の幸せと笑顔につながるクルマとして1966年に誕生した。以降、「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」という3つの価値観を核に、世界150以上の国と地域で累計5500万台以上を販売し、進化を続けてきた。とくに「カローラネス」と称される価値は、時代の期待に応える変化を重ねながら、誰にとっても手の届く「憧れ」の存在であり続けることにある。

 歴代のカローラは常に挑戦と変化を受け継いできた。初代から始まり、レビン、バン、セレス、フィールダー、アクシオなどなど多彩なモデルが誕生してきた。現在は、「お客様にとって家族のような存在であったほしい」という願いのもと、オーソドックスなセダン、ハッチバックモデルのスポーツ、ステーションワゴンのツーリング、SUVのクロス、ホットモデルのGRと、それぞれ異なるコンセプトをもった5種ものタイプを展開している。

 また、カローラが国内のみならず海外でも広く受け入れられていることは、誰もが認める事実だろう。日本、北米、中国、欧州、アジア各地においても高い販売実績を誇る。2025年からは日本市場向けモデルのパワートレインをHEVに一本化することで、カーボンニュートラルへの貢献も本格化する予定だ。

 生産拠点としては、関東自動車工業・セントラル自動車時代を経て、2012年に設立されたTMEJ(トヨタ自動車東日本)が東北を拠点に重要な役割を果たしている。とくに2025年からはTMEJ岩手工場でカローラ クロスの生産を開始したが、これは東北を応援したいというトヨタの強い思いによるものだ。

 加えて、TMEJでは東北の豊かな自然を活かした再生可能エネルギーによるカーボンニュートラルへの挑戦や、モータースポーツの盛り上げなど、 地域と顧客に寄り添い活動を続けている。カローラを通じて、地域社会とものづくりの発展を目指しているのだ。

 また、カローラはモータースポーツの分野でも挑戦を続けていることも見逃せないところだ。WRCやスーパーGTといったカテゴリーでの活躍や、近年では気体水素エンジンや液体水素エンジンの開発も進行中である。これらのカローラの活動に通じて、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」に取り組み続けている。

 そして、この度改良されたカローラクロスでは、「所有・移動の質」「安心・安全」「走りの楽しさ」の3点が重視された。内外装のデザイン刷新により先進性と上質感を両立し、パワートレーンはHEVに一本化。また、シグナルロードプロジェクションやSNOW EXTRAモードなどの新機能が採用され、安全性と快適性を高めている。

 さらに、新設定となるGR SPORTでは専用スポーツシートやフロントバンパー、サスペンション、SPORTモードを備え、より高い走行性能と所有満足度を提供している。

 カローラはこれからも、顧客の期待に応える「時代のちょっと先を行く大衆車」として、進化を続けていく。発売60周年を迎えるにあたり、その歩みはなお一層の意義をもち、「地球人の幸福と福祉」を体現する存在であり続けるだろう。

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