
この記事をまとめると
■ジャパンモビリティショー2025に出展するスバルがブースの概要を発表した
■「ブランドを際立てる」をテーマに“Performance”と“Adventure”の世界観を展開
■2台のSTIコンセプトモデルやWildernessシリーズなどを展示する
ブースは「Performance」と「Adventure」で2分される
スバルは、2025年10月30日から東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」にブースを出展することを発表した。今回のスバルのブース出展テーマは、「ブランドを際立てる」。人を中心としたモノづくりを理念とし、「安心と愉しさ」を不変の価値として提供してきたスバルは、今後も独自の存在であり続けるため、走る歓びを象徴する「Performance」と、冒険や挑戦の高揚感を表現する「Adventure」というふたつの世界観を軸にブースを構成するという。
Performanceシーンでは、2台の「STI」コンセプトモデルを展示。電動化時代の走りを示す「Performance-E STI concept」と、内燃機関の魅力を磨き上げた「Performance-B STI concept」を世界初披露する。一方、Adventureシーンでは、新型EV「Trailseeker prototype」をはじめ、フォレスターやアウトバックをベースとした「Wilderness」仕様、さらに1983年製「Subaru GL Wagon」を現代に蘇らせた「Family Huckster」など、個性的なモデルが並ぶ予定だ。
10月29日12時30分からは、代表取締役社長・大崎篤氏によるプレスカンファレンスを実施。その模様は、公式チャンネル「SUBARU On-Tube」でもライブ配信される。
Performanceシーンでは世界初公開のSTIコンセプトをお披露目
「Performance-E STI concept」は、スバルの次世代を牽引するBEV(バッテリーEV)コンセプト。空力性能と実用性を高次元で両立し、見る者をワクワクさせるスタイルと開放的な室内空間を両立した。スバルのヘリテージを感じさせつつ、革新的技術によって“意のままに操る”感動体験を提案する。
「Performance-B STI concept」は、内燃機関をベースとしたコンセプトモデル。水平対向ターボエンジンやシンメトリカルAWDといったスバルの強みを活かし、性能と実用性を融合。操る愉しさを追求するスバルらしい選択肢を提示するモデルとなっている。
Adventureシーンでは新型EVとWildernessシリーズを披露
Adventureシーンでは、スバルのグローバルBEVラインアップ第2弾となる「Trailseeker」の日本仕様(プロトタイプ)が初登場。EVならではの緻密な制御性能と、クロスオーバーとしての実用性を兼ね備えたアクティブなライフスタイルに対応するモデルだ。
また、「Forester Wilderness prototype」と「Outback Wilderness prototype」も展示。両車はタフでラギッドなデザインを特徴とし、専用バンパーやLEDフォグランプなどにより走破性と機能性を強化。こちらもアウトドアシーンでの頼れるパートナーとなってくれることは間違いない。
さらに、スバルオブアメリカのモータースポーツ部門が製作した「1983 Subaru GL Family Huckster」も参考出品。1983年製GLワゴンをベースに最新テクノロジーを融合させ、スバルのDNAを現代に蘇らせた特別モデルだ。往年のヘリテージを現代のカルチャーと結びつけることで、新たなブランド価値の創出を狙う。
スバルが示す「安心と愉しさ」の未来像
今回の出展でスバルは、BEVとICE(内燃機関)の両領域で走る歓びを追求する姿勢を提案する。そして、「安心と愉しさ」を軸に、電動化の時代にも人とクルマの絆を大切にする個性的なブランドであることをアピールする。PerformanceとAdventure、このふたつのシーンで際立つモデル群は、スバルが描く次世代モビリティの方向性を象徴するものとなるはずだ。