WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

箱根駅伝のもうひとつの楽しみは「サポートカー」! 来年もトヨタ&ホンダが激熱のクルマを用意した

箱根駅伝のもうひとつの楽しみは「サポートカー」! 来年もトヨタ&ホンダが激熱のクルマを用意した

この記事をまとめると

■箱根駅伝にはトヨタが先導車やサポートカーを提供している

■2026年の箱根駅伝にはセンチュリーやグランエースのFCEVが登場予定

■ホンダも警視庁の白バイとして電動バイクのWN7を日本初公開する

クルマ好きも大注目のイベントとなった箱根駅伝

 日本のお正月といえば、初詣におせち料理に凧揚げなどいろいろあるけれど、箱根駅伝も風物詩のひとつといえる。リビングで箱根駅伝をテレビで見ながら家族団欒で過ごすのがお正月の定番という人も多いことだろう。選手がふらふらになりながら死力を尽くして仲間に襷を繋いでいく姿は尊く、感動すら覚える。

 しかし、いつからだろうか。一生懸命に走っている若者の姿を目で追うよりも、選手を先導するクルマや並走しているチームのサポートカーが気になってしょうがなくなってしまったのは。

 それは2017年ごろだったように思う。まだ発売前だった新型MIRAIが先導車として公道を走る姿を初披露して以降、プリウスPHEVやセンチュリーGRMN、bZ4X、センチュリー(SUV)、ランクル300など、トヨタは次々と話題のクルマを、箱根駅伝のサポートカーとして提供してきた。ここ数年の箱根駅伝の優勝校はまったく覚えていないけど、トヨタが箱根駅伝に提供してきたクルマは簡単に思い出すことができる。そう考えると、ものすごい宣伝効果だ。

 そんな箱根駅伝に、2026年もトヨタは大量の車両をサポートカーとして提供することを発表した。大会本部車としてセンチュリー(SUV)を、大会会長車としてクラウンセダンを、共同カメラ車として小型トラックを、競技者バス・共同取材バスとしてコースターを、荷物車としてグランエースを、医務車・緊急対応車としてe-Paletteを、技術総務車としてレクサスRZを、大会運営管理車としてノア&ヴォクシーを……。

 このラインアップを見て、「なんだ、どれも見たことあるぞ」とがっかりした人もいるかもしれない、実際、自分も正直なところそう思った。しかしそこはトヨタ。見た目こそ既視感のあるモデルばかりであるが、センチュリー、小型トラック、コースター、グランエースの4モデルに関しては、箱根駅伝のために製作されたFCEVのオリジナル車両だという。そして、そのほかの車両もすべてFCEVかBEV、もしくはHEVという電動車で揃えている。どうやらトヨタは、2026年の箱根駅伝の場を借りて、「マルチパスウェイ」を大々的にアピールする腹づもりのようだ。それはもう効果的な宣伝となることだろう。

 と、2026年の箱根駅伝のトヨタのサポートカーはすべて発表されたわけだけれど、それでもわずかにサプライズがあるのではないかと期待したくなるのは買いかぶりすぎだろうか。ジャパンモビリティショー2025で公開されたセンチュリークーペか、先日初公開されたばかりのGR GTなんかが走ってくれれば、それはもう最高なんだけど……。

 ちなみに今回の箱根駅伝では、警視庁の白バイとしてホンダが2025年9月に欧州で発売を開始した電動バイクのWN7が、1区と10区の都内走行区間で走者を先導する。日本初披露が白バイ仕様となるなんて、こちらも非常に楽しみ。

 どうやらクルマ好き・乗りもの好きにとって、2026年1月2、3日の箱根駅伝は、絶対に見逃せない日本のお正月の風物詩となりそうだ。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了