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「荷物満載の坂道でぜんぜん登らない」はもうない! ダイハツがEV軽商用車「e-ハイゼット」「e-アトレー」を発売開始!! (2/2ページ)

「荷物満載の坂道でぜんぜん登らない」はもうない! ダイハツがEV軽商用車「e-ハイゼット」「e-アトレー」を発売開始!!

この記事をまとめると

ダイハツは軽商用初の量産BEVとしてe-ハイゼットとe-アトレーを全国発売した

■新開発BEVシステムとLFP電池で航続257kmと実用走行性能を両立している

■積載性や室内空間を維持し商用利用と災害対応まで視野に入れる構成だ

軽商用EV普及を加速させる期待のモデル

 ダイハツ工業が、軽商用車「ハイゼット カーゴ」「アトレー」をベースとした初の量産バッテリーEV(BEV)、「e-ハイゼット カーゴ」と「e-アトレー」を2月2日から全国一斉に発売した。1957年の軽三輪車「ミゼット」以降、長年にわたり軽商用車を手がけてきたとともに、1960年代より電動化への挑戦も続けてきた同社が、カーボンニュートラル社会の実現に向けたBEV市場へ参入する第一歩となる。

 両モデルは、新開発のBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」を搭載し、積載性能や使い勝手を維持しながら、軽商用BEVバンでNo.1となる一充電走行距離WLTCモード257kmを実現。月間販売目標は2車種合計で300台となる。

 スズキ、ダイハツ、トヨタ自動車の3社の共同開発によるBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」は、モーター、インバーター、減速機を一体化したeアクスルを後輪駆動軸上に搭載。大容量36.6kWhの薄型リチウムイオンバッテリーを床下に配置することで、室内スペースを変えることなく電動化を実現した。

 やはり注目すべきは、この電動化によって走行性能が大幅に向上した点だろう。走りはじめから余裕のあるトルクを発揮し、適度な回生ブレーキにより電費の向上と運転のしやすさを両立する。後輪駆動軸上に配置したeアクスルにより、多積載時や登坂時でも後輪駆動の高いグリップ力による力強い発進とスムースな加速を実現した。

 さらに、薄型大容量バッテリーを床下に配置することで従来のガソリン車よりも低重心となり、操縦安定性が向上。荷崩れなども防止可能となった。BEV専用の骨格補強で車両剛性を高めるとともに、新設計のトレーリングリンク車軸式コイルスプリング(リヤ)などを採用し、乗り心地も向上している。

 e-SMART ELECTRICで採用されるのは、安全性の高さから注目されている「リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池」だ。電池容量は36.6kWhと大容量で、一充電走行距離WLTCモード257kmを実現した。エアコンなどで電力消費が増加する夏季や冬季でも、多くの軽商用バンユーザーにとって十分な走行距離を確保できるという。

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