「荷物満載の坂道でぜんぜん登らない」はもうない! ダイハツがEV軽商用車「e-ハイゼット」「e-アトレー」を発売開始!! (2/2ページ)

商用と防災の両面で実用性を高めた

 全車標準装備となる外部給電機能も見逃せない。走行時でも使えるAC100Vで最大消費電力の合計が1500W以下の電気製品が使用可能なアクセサリーコンセントを装備。災害時などで電力が必要な時は、車両の走行機能を停止した状態で給電ができる非常時給電システムも搭載される。

 さらに、「CHAdeMO(チャデモ)」規格の急速充電インレットを全車に標準装備。急速充電では電欠ランプ点灯から約50分で充電率80%になるため、外出先での買い物時やサービスエリアでの休憩中に素早い充電が可能だ。また急速充電インレットの採用により、「クルマの充電」と「クルマから建物への給電」ができるV2H(Vehicle to Home)の利用も可能となる。

 商用バンだけに外せないのが実用性だが、大容量バッテリーや「eアクスル」を床下に最適配置することで、ベース車同等となる軽キャブオーバーバンNo.1となるの積載スペース(4シーター)と最大積載量350kgを維持。使い勝手のよい30個の室内ユースフルナットや、荷室床面の凹凸を無くし荷物が傷つきにくく出し入れのしやすいフラットな空間を実現した。

 最新の予防安全機能「スマートアシスト」も搭載される。ステレオカメラの性能を向上させ、より広範囲な検知・認識が可能となったことで、横断中の自転車や、交差点での右折時に対向方向から直進してくる車両、右左折時に対向方向から横断してくる歩行者も認識可能となった。

「e-アトレー」は、ベース車と同等の荷室スペースを最大限活用しながら、仕事にもプライベートにも活用できる乗用モデルとして設定された。ブラック加飾やメッキが特徴的なエクステリア、黒を基調としたインテリアで質感を向上。両側パワースライドドアなど、利便性の高い機能も備わる。

 両モデル生産については、ダイハツ九州の大分(中津)第1工場で行われる。同工場で長年取り組んできた軽乗用車と軽商用車に加え、少量多品種の特装車を生産する技術とノウハウを生かし、BEV専用設備を導入することなく、既存ラインを活用してガソリン車の他車種と混流生産を実現したことも大きなトピックだ。

 グレード体系についてはいずれもモノグレードとなり、価格は「e-ハイゼット カーゴ」が314万6000円(2シーター、4シーターとも)、「e-アトレー RS」が346万5000円となる。なお、2026年度のCEV補助金適用額については現状では未確定ということだ。


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