
この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2026に大阪の「GARAGE SUCCESS」がブースを出展
■サブフレームをパイプフレーム化したS13シルビアを展示した
■エンジンから車内まで徹底的にカスタムされており販売もされていた
往年の名車をフルカスタム
700台を超えるカスタムカーが一堂に会した大阪オートメッセ2026。来場者は21万人以上にのぼり、会場は3日間を通じて活気にあふれました。自動車メーカーの技術を盛り込んだカスタムモデルと、カスタムパーツメーカーやショップ独自の感性が光るショーカーが競演し、それぞれが強い存在感を発揮。来場者は細部まで作り込まれた1台1台を間近で楽しみました。
そのなかで訪れたのは、VIP系や街道レーサー系などのヤンチャなカスタム車両が目立つ4号館です。その館内では珍しい、競技を意識したドリフト系のカスタムが施されたスパルタンな雰囲気のS13シルビアを発見しました。
この車両を製作したのは、マークXのカスタムを得意とする大阪の「GARAGE SUCCESS」です。ペタペタに落とされた車高に、戦闘機のような雰囲気を持つグレーのボディカラーに仕上げられたS13型のシルビアが目に留まり、思わず近づいて写真を撮っていました。
カスタムのハイライトは、なんといってもエンジンルームでしょう。グレーのボディカラーとの対比が激しい鮮烈なオレンジに彩られたパイプワークが迫力を演出していました。タイヤハウスの前側からインナーパネルがごっそり取り除かれ、かわりにパイプのサブフレームが新設されていました。
このパイプ構成は、見た目もさることながら、しっかり機能構造として成り立っています。ハンドリングに大きな影響を与える前輪を支えるストラットタワーを中心に、まず室内に設けられたロールケージから、ダッシュボードを貫通して接続し、車体全体の剛性向上を図ります。そのまま前に向かって、ラジエーターサポートを支えるようにパイプが伸びています。ラジエーターサポートを支えるにはゴツいようにも感じますが、ここでもしもの衝突時の衝撃を支える強度を確保しているのと、やはり見た目のインパクトに必要な構成になっていると思われます。
ストラットタワーからは、ロアーフレームに向かってもう1本パイプが伸びていて、こちらは純粋にフロントまわりの剛性アップの部材として機能します。おそらくフロントの接地感やステアリングの応答性、ロール剛性などは格段に向上していることでしょう。ラジエターサポートは純正をうまく活用しているようで、パイプだけで構成するより機能感が高い印象にまとまっています。また、この部分はグリルやヘッドライト、バンパー等のマウントにも重要な役割を果たしているようです。
そのパイプに囲まれるように鎮座しているエンジンは、これまたパイプのオレンジとの対比を見せるよう、ツヤをオフしたブラックで仕上げられています。
