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メルセデス×ジーリーでスマートもつまらなくなった……と思ったらついに! あのインパクト絶大だった「スマートフォーツー」がEVで蘇る!!

メルセデス×ジーリーでスマートもつまらなくなった……と思ったらついに! あのインパクト絶大だった「スマートフォーツー」がEVで蘇る!!

この記事をまとめると

スマートがかつてのフォーツーを彷彿とさせる原点回帰モデルを発表した

■スマート・コンセプト#2の全長はわずか2792mm

■量産モデルとなるスマート#2は2026年10月にワールドプレミア予定だ

街の移動を楽しくする新しい「スマート」誕生間近

 多くの人は「スマート」と聞けば、それはメルセデス・ベンツとスウォッチが手を組んで生み出した、超コンパクトな2シーターのシティコミューター「フォーツー」を思い浮かべることだろう。しかし現在のスマートは、メルセデス・ベンツとジーリーの合弁会社によるEV専門ブランドとなっており、ラインアップする#1、#3、#5は、いずれもコンパクト〜ミッドサイズの何の変哲もない普通のSUVタイプのEVだ。

 かつてのフォーツーを知る者は、なんともつまらないブランドになってしまったと感じていることだろう。「せめてフォーツーのような、個性的なラインアップがあれば……」と思っていた人も多かったはずだ。

 そんなインパクト絶大だったフォーツーが帰ってくる。2026年4月22日、スマートはグローバルブランドイベントを開催。この場で「スマート・コンセプト#2」を世界初披露し、その2日後となる4月24日から北京モーターショーで一般公開を行った。

 スマート・コンセプト#2は、フォーツーのDNAを受け継ぐ後継車の量産モデル「スマート#2」を予告するモデル。コンセプト#2に与えられたキャッチコピーは「Unconventional. Again.(型破り、ふたたび。)」だ。これはかつて、フォーツーが体現したブランドDNAを、電動化の時代に再解釈するという宣言にほかならない。

 スマート・コンセプト#2の全長はわずか2792mm。その小ささは一目瞭然。フォーツーの伝統を受け継ぐ「ウィールズ・アット・ザ・コーナーズ(車輪を四隅に配置)」というコンセプトで、超コンパクトボディに最大限の室内空間を確保している。最小回転半径は6.95mで、都市部の路地や狭い駐車場でも軽々と取りまわせる俊敏性を実現する。

 デザインはメルセデス・ベンツのグローバルデザインチームが、「ファンクション・イズ・ファッション(機能はファッションである)」のコンセプトで担当し、都市の移動手段を「個性の表現」へと昇華させることを目指したという。

 外観はマットホワイトとウォームゴールドの2トーンカラーが目を引く。そこに高級ハンドバッグのストラップからインスパイアされた装飾やプレミアムスニーカーのソールをモチーフにしたトレッドパターンのタイヤなどが与えられ、クルマのディテールにファッションをもち込んだ大胆な解釈が随所に見受けられる。

 コンセプト#2は、スマートが開発した新プラットフォーム「ECA(エレクトリック・コンパクト・アーキテクチャー)」を採用する。これは、既存の#1・#3・#5とは異なる完全新設計のアーキテクチャーであり、超コンパクトなボディに現代的なEV性能を詰め込むためにゼロから構築された。

 このECAが可能にするスペックは、コンパクトカーとしても十分なものであり、航続距離は約300km(コンセプト段階での推定値)、急速充電ではSOC10%から80%まで20分以内という実用的な充電性能を実現しているという。さらに、V2L機能も備え、クルマをモバイルバッテリーとして活用できる。超小型ボディに現代のEV技術を詰め込んだことで、フォーツーにはなかった新たな魅力を手に入れている。

 量産モデルとなるスマート#2のワールドプレミアは、2026年10月のパリモーターショーで行われる予定だ。

 スマート・フォーツーはかつて、その独創的で斬新なパッケージングで世界を驚かせた。あれから約四半世紀が経過して、再びスマートが世界を驚かせることになるだろう。かつてのフォーツーに親しんだ世代にとっても、フォーツーのことを知らない若年層にとっても、まったく新しい乗りものとなるであろうスマート#2が、都市の移動を再び自由で楽しいものに変えてくれるはずだ。

 やっぱりスマートはこうでなくちゃね。

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