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「Audi」と「AUDI」は別ものブランドってマジ!? 超重要市場の中国で生まれたアウディの2ブランド化戦略とは (2/2ページ)

「Audi」と「AUDI」は別ものブランドってマジ!? 超重要市場の中国で生まれたアウディの2ブランド化戦略とは

この記事をまとめると

■中国には「Audi」と「AUDI」という異なるブランドが存在する

■北京モーターショーで「AUDI」から「E7X」がデビューした

■E7Xは中国市場に特化したデジタルエコシステムにシームレスに統合されたクルマとなる

中国におけるアウディのブランド戦略がややこしい

 自動車業界でドイツ御三家のひとつにも数えられているアウディ。そんなアウディには、「Audi」と「AUDI」があるのをご存じだろうか? 日本語で書くとどちらもカタカナで「アウディ」となってしまうためわかりにくいが、リリースなどを発表する際、アウディは明確に「Audi」と「AUDI」を使いわけている。

 まず「Audi」とは、A4やQ5やe-Tronなどの我々がよく知っている、グローバルに展開されるモデルをラインアップし、ドイツ・インゴルシュタットを本拠地とするおなじみの四つ輪ブランドを指す。そして一方の「AUDI」は、2024年11月に発表・始動した中国市場専用の電動車専売ブランドで、アウディとSAIC(上海汽車集団)が共同開発したプラットフォームを採用し、ブランドロゴにはフォーリングスではなくローマ字の「AUDI」のエンブレムを使用する。

 同じ「アウディ」なのに別ブランドとは、なかなか混乱する話ではあるが、これはそれだけ、現在の自動車業界が、世界ナンバー1の新車販売市場である中国を無視しては成り立たないことを意味している。

 中国の消費者は、単なる移動手段のクルマではなく、デジタルエコシステムにシームレスに統合されたクルマを求める傾向が強いのだそう。そしてこの現実に対応するには、グローバルプラットフォームをローカライズするだけでは追いつかない。そこでアウディは、SAICと組んで「AUDI」を立ち上げたのだ。これにより開発スピードは加速し、現地イノベーションを取り入れることができるようになり、中国の顧客層に迅速にアプローチすることが可能となったという。

 そしてそんな「AUDI」から、新たなモデルが誕生した。それが2026年4月の北京モーターショーで公開されたE7Xだ。

 E7Xは全長5049mm、全幅1997mm、全高1710mm、ホイールベース3060mmという堂々たる体躯の大型SUVだ。プラットフォームはアウディとSAIC(上海汽車集団)が共同開発した「Advanced Digitized Platform(ADP)」を採用する。

 デザインは、「AUDI」ブランドのアイデンティティである塊感を大型SUVで体現。フロントは垂直基調のライティングシグネチャーが特徴的で、1000を超える三角形が塗装面から浮かび上がるLEDライトフレームは、点灯時の存在感も圧倒的だ。

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