
この記事をまとめると
■学生モータースポーツ大会「フォーミュラジムカーナ」2026年シリーズが開幕
■GR86のイコールコンディションで実力勝負を展開する
■企業交流や女子クラス設置も大会の特徴となる
学生ジムカーナ日本一を決める戦いが始まる
4年制・短大・専門学校の自動車部が、同一車種・同一装備というイコールコンディションで競うジムカーナの全国大会「フォーミュラジムカーナ」。今年で4年目を迎える2026年シーズンがいよいよ幕を開けた。
初戦となるRd.1は5月9〜10日、静岡県の富士スピードウェイP2を舞台に開催される。9日に練習走行が行われ、10日に競技本番が行われる。
2026シーズンの予選ラウンドは全国3会場で実施される。今回のRd.1は富士スピードウェイP2(5月9〜10日)、続くRd.2は同じく富士スピードウェイP1(8月22〜23日)、Rd.3は奥伊吹モーターパーク(9月26〜27日)で開催予定だ。各ラウンドの上位チームが、年末に開催される決勝ラウンドへの出場権を争う。
予選ラウンドに出場するためには、各ラウンド前に実施される選考会を通過する必要がある。2026年のRd.1に出場権を獲得した学校は以下のとおり。前年度優勝の駒澤大学、2024年度優勝の長岡技術科学大学など強豪が顔を揃えた。
茨城大学、大阪経済大学、関東工業自動車大学校、工学院大学、駒澤大学、静岡大学、芝浦工業大学、大同大学、中央大学、東海大学、東京大学、東京農工大学、東北大学、長岡技術科学大学、名古屋大学、名古屋工業大学、日本大学、法政大学、明治大学、横浜国立大学
(以上20校・50音順)
国公立から私立、専門学校まで、バックグラウンドの異なる多様な学校が集結している点がフォーミュラジムカーナの魅力のひとつ。純粋なスキルだけで結果が決まる舞台だからこそ、熱量の高い自動車部の学生たちが集まるのだ。今回のRd.1に出場する20校にRd.2・Rd.3に出場する36校を加え、全56校にて王座が争われることになる。
使用するマシンはGR86。AT限定免許の部員にも出場の間口を広げる狙いもあり、全車ATモデルとなる。タイヤはブリヂストンからポテンザRE005がチョイスされた。
また、今シーズンも日産ノートオーラニスモを用いる女子クラスが設置されており、Rd.1には青山学院大学の高原万璃愛選手と永野由真選手、茨城大学の吉村望愛選手、駒澤大学の米山心羽選手、東京大学の追川 栞選手、日本大学の本多 葵選手と、6名が出場権を獲得した(学校名・氏名ともに50音順)。男子クラスとは別に独立した女子クラスを設けることで、より多くの学生がチャレンジしやすい競技環境を整えていることも、このシリーズが拡大している背景のひとつだといえるだろう。
フォーミュラジムカーナの特徴は、競技面だけにとどまらない。自動車・モータースポーツ関連企業が協賛に名を連ね、学生と企業が交流できる機会が設けられている。熱量の高い学生と企業をつなぐマッチングの場」という側面が、年々注目を集めている。
練習走行日となった5月9日は、定められた時間のなかで可能な限りクルマとタイヤの感覚を掴むべく、各校の選手が時に慎重に、時に大胆にGR86を走らせる。マシンは全車同一だが、パドルシフトの使用や電子制御のON/OFF、車高調の減衰調整といった部分は調整可能なので、技術に加えてそこもカギとなってくるだろう。
クルマ好きな学生にとっては競技経験を積める場であり、業界関係者にとっては次世代の人材と出会える場でもある。フォーミュラジムカーナは今年も、そんな独自の立ち位置でシーズンをスタートした。5月10日の競技本番では、決勝ラウンドに進む上位6校が決まる。
