
この記事をまとめると
■2026年5月1日に三菱デリカD:5の残価率が引き上げられた
■「P」グレードの場合だと5年契約では月々5000円以上安くなるケースもある
■デリカD:5の残価率アップの背景には中古車市場での圧倒的なリセール価値があげられる
売れているから残価率も高くてまた売れる
いま、三菱デリカD:5の勢いが止まらない。2007年のデビューからすでに18年以上が経過したロングセラーモデルでありながら、2025年度には年間販売台数で過去最高を記録した。SUVミニバンという唯一無二のキャラクターが再評価され、アウトドアブームも追い風となって、いまなお高い人気を維持している。
そんな絶好調のデリカD:5に、さらにうれしいニュースが飛び込んできた。三菱自動車は、2026年5月1日より、残価設定型クレジット「スーパーマイカープラン(SMP)」におけるデリカD:5の残価率を引き上げたというのだ。
まず、どれくらい変わったのかを見てみよう。契約走行距離1000km/月の条件で、残価率の変化は以下のとおりだ。
●3年:60%→65%
●4年:51%→57%
●5年:47%→55%
●6年:28%→31%
●7年:21%→24%
一見すると数パーセントの違いに見えるかもしれないが、車両価格がそれなりに高価なデリカD:5において、この差は月々の支払額に劇的な変化をもたらす。具体的な例としては、最上級グレードとなる「P」で5年契約(60回払い)を選択した場合、今回の残価率引き上げ前と後では、月々の支払額が5000円以上も安くなる。
月々5000円の差は大きい。年間で6万円、5年間の契約期間トータルではじつに30万円もの差が生まれる。「欲しかったけれど月額的にちょっと厳しかった」というユーザーにとっては、一気に現実的な選択肢になるかもしれない。また、浮いた資金を魅力的な純正オプションの追加や毎週末のドライブやキャンプの軍資金に充てるのもアリだ。そう考えると、今回の残価率引き上げのメリットの大きさが理解できるだろう。
では、なぜここまで大胆な残価率アップができたのか? その答えはシンプルで、「中古車価値が高い」からだ。デリカD:5は中古車市場でも価格が落ちにくい車種として知られている。悪路走破性を備えた4WD性能、ミニバンならではの実用性、そしてアウトドアとの親和性の高さが評価され、年式が古くても高値で流通しているケースが多い。
さらに、現行型が長寿モデルであることもポイントだ。一般的にフルモデルチェンジ直後は旧型の中古車価値が大きく下がることがある。しかし、デリカD:5は大きく姿を変えずに熟成を重ねてきたモデルであり、型落ち感が出にくい。そのため、リセールバリューが非常に安定しているのである。
しかも現在、新車市場では納期長期化や価格上昇も続いており、「価値が落ちにくいクルマ」に対する注目度はさらに高まっている。
このような背景を考えると、今回の残価率引き上げは、単なる販促施策というよりも、「デリカD:5の商品価値そのもの」が市場から高く評価されている証拠ともいえそうだ。
デリカD:5は2026年1月に大幅改良モデルを投入し、三菱独自の四輪制御技術「S-AWC」を初搭載するなど商品力をさらに大きく底上げしている。SUVの走破性とミニバンの快適性を高次元で両立した唯一無二のキャラクターは相変わらずで、むしろ熟成が進むほど魅力が増している。三菱としても、2025年度の過去最高販売台数を更新した勢いを、2026年度も継続したいと考えていることだろう。
登場から18年以上が経過してもなお支持され続けているデリカD:5。その人気は、まだしばらく続きそうだ。もしかしたらデリカD:5の一番の買い時は”いま”なのかもしれない。
