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果たして7200万円の価値を見いだせるか? フォードの庶民車「エスコート」を現代技術でレストモッドした「エスコートMk1 RS」の気になる中身 (1/2ページ)

果たして7200万円の価値を見いだせるか? フォードの庶民車「エスコート」を現代技術でレストモッドした「エスコートMk1 RS」の気になる中身

この記事をまとめると

■名門アラン・マン・レーシングへの敬意から生まれた新世代のエスコートが生まれた

■オプションで用意される2.2リッターNAは325馬力と1万rpmを実現する驚異の性能

■145台限定で約7200万円超の価格設定となる

現代技術が生んだ究極のエスコート

 1968年に英国でデビューしたフォード・エスコートMk1は、当時の日本でいえばトヨタ・スターレットのように現地の走り屋を熱狂させた1台だ。コンパクトなボディと手ごろな価格で爆発的に普及し、ツーリングカーレースとラリーの世界でも目覚ましい活躍を見せた。とくにツインカム版やRS1600、RS2000といった高性能バリエーションは、当時のホットハッチの源流として世界中のクルマ好きに愛され続けている。

 今回ボアハム・モーターワークスが発表した「エスコートMk1 RS」は、1968年のサルーンカー選手権を制したアラン・マン・レーシングのグループ5仕様エスコートからインスピレーションを受けた1台だ。ボアハムはすでにそのレースカーを寸分違わず再現した完全なレプリカ「68エディション」を製作しており、今回のMk1 RSはその現代的発展形と位置づけられる。

 レストモッドといった文脈でなにかと語られる昨今の復刻モデルブームに対して、ボアハムはひとつの明確な答えを出している。エスコートMk1 RSは「復刻でも修復でもなく、オリジナルの精神を受け継いだ新設計のクルマ」だ。

 外観はひと目でエスコートMk1とわかるシルエットをもちながら、ほぼすべてが新設計だ。フロントサブフレームを刷新しホイールベースを30mm延長、シャシー剛性は50%向上。リヤアクスルはもともと約100kgもあったスチール製からアルミニウム製センターケーシング+チタンアクスルチューブに変更され、重量を半減させた。ボディパネルの大部分はスチールを維持しながら、ボンネットとトランクリッドにはカーボンファイバーを採用。

 ドアハンドルやミラーケーシングといった外装の金属部品は削り出しのアルミニウム製で、内装はオリジナルの意匠を残しながら、現代的に再解釈。レザーやアルミ、そしてカーボンを用いて上質に仕上げられる。

 標準搭載エンジンは1845ccのツインカムで182馬力を発生、8500rpmまでまわる、アラン・マン車と同仕様のユニットだ。しかしボアハムはオプションとして「TEN-K」エンジンを用意しており、現在のところすべての顧客がこれを選択しているという。

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