
この記事をまとめると
■日産が全面刷新した2代目キックスを発表した
■日本初の第3世代e-POWERを搭載し待望のe-4ORCEを採用
■「大人の遊び心」をテーマにして全面的に進化を果たしている
スニーカーをイメージさせる新型「キックス」
2026年6月17日、東京・六本木ヒルズアリーナにて日産が新型車の発表会を行った。発表会場のステージには、スニーカーの箱を模した大きなボックスが置かれ、そのボックスには「KICKS」の文字が刻まれていた。そう、新型車とは2代目キックスだ。新型キックスの開発コンセプトのひとつには「ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザイン」がある。発表会はそんなコンセプトにちなんだ趣向となっていた。
発表会開始のカウントダウンが始まり、「0」となった瞬間にステージ上のボックスが展開され、なかからは新型キックスが現れた。
この2代目となる新型キックスは、日本市場初投入となる第3世代e-POWERと待望の電動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載し、デザインからメカニズムまですべてを一新している。単なる移動手段を超えた「大人の遊び心」を刺激する一台へと大幅な進化を果たしている。
今回の発表会において、日本マーケティング&セールスを担当する執行職の杉本 全(すぎもと あきら)氏は、新型キックスの位置付けを次のように語った。
「キックスは日産のコアモデルとして、日本市場で初となる第3世代e-POWERを搭載し、電動化技術の価値をより多くのお客さまにお届けする重要なモデルです。デザイン、走り、快適性のすべてに日産ならではのこだわりを込め、大人の“遊び心”を刺激する一台に仕上げました」
そして、新型キックスの企画開発には、明確なターゲット像がある。商品企画を担当したチーフプロダクトスペシャリストの田中 聡(たなか さとる)氏は、開発の背景にあるストーリーを明かした。
「新型キックスの開発にあたり、私たちはターゲットカスタマーを、40代後半で成長したお子さんのいる3人家族のお父さん『ゆうやさん』と設定しました。ゆうやさんは、ストーリー性のあるものや新しい刺激、そして商品そのもののよさを重視する方です。そんな彼の期待に応えるため、『大人の遊び心を刺激するクルマ』というコンセプトを掲げました」
この「遊び心」は、デザイン面でも色濃く反映されている。デザインを担当したプログラムデザインダイレクターの楠 鉄平(くすのき てっぺい)氏は、エクステリアの着想源について興味深いエピソードを披露してくれた。
「エクステリアのコンセプトは『タフ&アジャイル(強靭かつ俊敏)』です。まるでアメフトの選手のように、SUVとしての力強さとダイナミックさをもちながら、軽快で俊敏なデザインを目指しました。フロントフェイスはアメフトのヘルメットからインスピレーションを得ており、車幅いっぱいに広がるワイドなグリルとシグネチャーランプが特徴です」
