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巨大熊 vs ピックアップトラック! リアル熊に襲わせるフォードのセキュリティテストの結果が衝撃 (2/2ページ)

巨大熊 vs ピックアップトラック! リアル熊に襲わせるフォードのセキュリティテストの結果が衝撃

この記事をまとめると

フォードが新セキュリティシステムの検証に800kg級コディアックベアを起用した

■巨大グマはF-150のドアハンドルを巧みに操作してクルマに侵入することに成功した

■スペックでは伝わらない性能をアメリカらしい大胆な実験で証明してみせた

フォードがクマを使ったテストを実施

 近年、日本ではクマの出没が深刻な社会問題となっている。これまでは山間部の話と思われていたクマとの遭遇も、近年では住宅街や市街地にまで広がり、北海道だけでなく、本州各地で人的被害も相次いでいる。クマがスーパーや商業施設に入り込んだり、住宅街を歩きまわったりする映像をニュースで目にした人も多いだろう。

 そんななか、クマを巡ってじつにアメリカらしい実験が行われた。その主役は、映画やテレビドラマにも出演する800kg級のコディアックベア(ヒグマの一亜種)。そして、その相手となったのはフォードのフルサイズピックアップのF-150だ。

 フォードは、新たに提供を開始した盗難防止サービス「Ford Security Package(フォード・セキュリティ・パッケージ)」の性能を検証するため、なんと本物の巨大グマにF-150を襲わせるという前代未聞のテストを実施した。その実験に参加したのが「タグ(Tag)」という名前のコディアックベア。映画やテレビCMなどにも出演経験をもつスターグマで、立ち上がると全長約2.3m、体重は約800kgにも達するという。

 実験はタグが暮らす牧場近くの森林で実施。そこに赤いF-150を停め、訓練士の合図とともにタグが自由にクルマへ接触するという内容である。

 タグは車体を前脚で揺さぶり、ボディを引っかき、窓ガラスを叩き、さらにはドアハンドルを器用に操作してドアまで開けてしまった。泥棒なら工具を使うところを、タグは圧倒的な腕力だけで攻める。さすが自然界の頂点に立つ大型肉食獣だけあり、その迫力は想像をはるかに超えるものだった。

 もちろん、この実験は、クマに襲われたときの「クマ対策」のためのものではない。フォードが検証したかったのは、新サービス「フォード・セキュリティ・パッケージ」が現実のさまざまな侵入シーンで正しく機能するかを試すことだ。近年、自動車盗難は電子化が進み、リレーアタックやCANインベーダーなど、従来とは異なる手口が世界中で問題となっている。さらに車上荒らしや荷台からの盗難など、ユーザーが直面するリスクは多様化している。

 そこでフォードは、車両を24時間見守る新たなセキュリティサービスを開発した。それが「フォード・セキュリティ・パッケージ」であり、車両への侵入や不審な動きを検知すると、オーナーのスマホへリアルタイムで通知が届くというもの。さらに、車両位置の追跡や遠隔でエンジン始動を無効化する「スタート・インヒビット」や盗難時の24時間サポートなども備えており、ハードだけでなくソフト面からも愛車を守る仕組みとなっている。

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