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【試乗】レイバックS:HEVはGT性能でみればスバル車随一の魅力的なモデル! ターボ車とはまったく違う上質さと快適性が凄い!! (2/2ページ)

【試乗】レイバックS:HEVはGT性能でみればスバル車随一の魅力的なモデル! ターボ車とはまったく違う上質さと快適性が凄い!!

この記事をまとめると

スバル・レヴォーグ レイバックのS:HEVモデルに試乗

■静粛性と加速性能が大幅向上しただけでなく操縦性と乗り心地もハイレベルに

■プレミアムクロスオーバーとして個性を確立したイチオシモデルといえる

レイバックに待望のストロングハイブリッドが登場

 スバル・レヴォーグ レイバックがストロングハイブリッド「S:HEV」を得たことで、そのキャラクターは従来型から大きく進化した。単純に燃費性能が向上しただけではない。従来のレイバックがもっていたワゴンベースSUVとしての上質感に、モーター駆動ならではの静粛性と力強さ、そしてスバルらしい自然な操縦性が加わり、レイバックの立ち位置がより明確になった。

 走り始めてまず印象に残るのは発進時の力強さだ。SI-DRIVE(ドライブモードセレクター)のデフォルトはインテリジェントモードとなるが、スポーツモードへ切り替えるとアクセル操作に対するトルクの立ち上がりが明確に鋭くなる。

 従来の1.8リッターターボではエンジンレスポンスを主体に演出していた領域だが、S:HEVではモーターが大トルクを瞬時に発生するため、アクセルを踏み込んだ瞬間から力強いトルクが立ち上がり、強力な加速感が得られる。制御開発担当者によれば、この立ち上がりの鋭さはモーターの特性を最大限活かした制御によるもので、スポーツモードではアクセル操作に対する応答性をさらに最適化しているという。

 今回試乗コースとなった長野県白馬スキー場に沿う急勾配のワインディングでも発進や再加速にまったく不満はない。エンジン主体だった従来型とは異なる重量増を感じさせない滑らかな加速フィールを実現している。

 下り坂では回生ブレーキの完成度も印象的だった。ステアリング左側パドルによって回生強度を変更できるが、通常のDレンジでは変化は比較的穏やかである。一方、マニュアルモードでは6段階の減速制御が用意され、より積極的に回生を利用したドライビングが可能になる。

 強い減速を選択するとエンジンが回転を始めるが、これは燃料噴射せず回生モーターでエンジンを空転させることでエンジンブレーキを発生させ減速力を補うための制御だ。回生能力だけでは不足する減速Gをエンジン側で補い、ドライバーが求める減速度を自然に作り出しているわけだ。

 他社ハイブリッドでは停止直前まで高回転のエンジン空転を維持し、停止と同時にエンジンが止まる制御のために違和感を覚える車種もある。しかし、レイバックS:HEVでは車速の低下に合わせてエンジン回転も徐々に落ち、停止すればアイドリングストップしたかのように自然に停止する。このチューニングによって減速中の違和感はほとんど感じさせない。

 操縦性は非常に完成度が高い。ステアリングは応答が鋭く、ライントレース性も優秀だ。ギヤ比そのものは変更せず、電動パワーステアリングの制御だけを最適化することで応答性を向上さている。SUV化による重量増や車高変更まで考慮し、専用の制御プログラムを新たに開発している。

 その効果はワインディングですぐに理解できる。切りはじめから自然にノーズが向きを変え、切り足しにもドライバーの期待を裏切らない。人工的な演出ではなく意図したラインを忠実にトレースできる感覚だ。

 サスペンションは従来型とは性格が大きく変わった。ガソリン仕様ではストローク後半で比較的早くバンプラバーへ当たり、大人4人乗車で荒れた路面を速めのペースで走るとバンプタッチによる突き上げ感が気になる場面があった。

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