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テスラが世界にその名を知らしめた「モデルS」! 今じゃEVなんて当たり前のようだがその功績を振り返ると偉大すぎる!! (1/2ページ)

テスラが世界にその名を知らしめた「モデルS」! 今じゃEVなんて当たり前のようだがその功績を振り返ると偉大すぎる!!

この記事をまとめると

テスラ・モデルSは実用性と先進技術を融合しEV普及の礎を築いたモデルだ

■汎用バッテリーや誘導モーター、大型ディスプレイなど革新的な技術を積極採用

■続くモデルXでも独創的な発想を貫きEVの価値を大きく押し広げた

テスラが世界に名を轟かせた原点

 モデルSは、米国テスラ2車種目のEVである。最初のEVはふたり乗りの「ロードスター」。市販されたが、まだ試行錯誤の途中にあるようなEVだった。購入希望者は限られたが、EV市場を切り拓こうとする意思を世に伝える象徴的な1台といえた。

 拡販を目指したのが、2車種目となるモデルSだ。当時はリチウムイオンバッテリーの入手や原価などに選択肢が限られ、販売価格を高めに設定しやすい上級セダンの位置づけだった。ただし、見た目はセダン的だが、荷室がトランク式ではないハッチバックタイプであった。そして日本では認可されないが、米国では荷室にあたる場所に子ども用の座席を設けて7人乗りにすることもできた。

 基本的にはクルマの原点といえるセダンの姿をしていながら、MPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)のように、荷物の積み下ろしをしやすいハッチバックで、子ども専用とはいえ7人乗りも可能にすることで、使い勝手を多用にし、消費者の裾野を広げようとしていた。それらは、商品企画として従来の新車開発では見られない着想といえる。

 室内は、今日では標準化しつつある大画面を用い、情報の集約だけでなく操作スイッチの簡略化に着手していた。しかし、当初はまだ扱いに迷う場面もあった。大画面はスマートフォンのような縦長の配置だ。のちに、より小型の4ドアセダンとなるモデル3で横長に切り替わる。

 技術面では、EV製造で最大の課題となるリチウムイオンバッテリーについて、パーソナルコンピュータで使われる汎用の18650を用いた。この数字は、直径18mm・長さ65mmの円筒形リチウムイオンバッテリーを示す。日本のパナソニック製だ。当時、汎用のリチウムイオンバッテリーを高電圧のEVに使えた背景には、1990年の米国カリフォルニア州におけるZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)法のもと、EVに取り組むベンチャー企業が多数生まれたことでバッテリー制御の知見が積み上げられ、汎用バッテリーでも電圧の高いEVで使えるようにできたという流れが考えられる。一朝一夕に真似のできることではない。

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