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全国16の学校が真夏の富士スピードウェイで上位6枠を賭けた熱いバトルを展開! 「フォーミュラジムカーナ Rd.2 富士」が開幕

全国16の学校が真夏の富士スピードウェイで上位6枠を賭けた熱いバトルを展開! 「フォーミュラジムカーナ Rd.2 富士」が開幕

この記事をまとめると

■2026年シーズンのフォーミュラジムカーナ Rd.2が富士スピードウェイで開幕

■全国から選ばれた16校と女子8名が参加した

■翌日の決勝で勝利した上位6校が11月の決勝戦に駒を進める

決勝への6枠を賭けた熱い戦いが開幕

 全国の大学自動車部を対象に2023年からスタートした(2025年からは文部科学省認定の学校に所属する自動車部、またはそれに類する団体)、「フォーミュラジムカーナ」という競技をご存知だろうか? この競技は、主催者側が用意した車両とタイヤ、そのほかのパーツや道具を使って、決められたコース(ジムカーナ)を走って、タイムを競うというものだ。

 これだけ聞けば特別なことのように感じないかもしれないが、大学の体育会自動車部が参加する競技では、学校の環境や部の資金によってクルマの性能にバラつきがあり、いくら同じルール内でクルマを仕上げてきても、どうしても差が出てしまう。どんなに速いドライバーであっても、車両の完成度が低いとなかなか勝てないのだ。

 そんなジレンマを解消するために企画されたのがこの「フォーミュラジムカーナ」だ。2025年からは、男子クラスはGR86、2024年から新設された女子クラスでは日産自動車協力のもと、ノートオーラNISMOが提供される。タイヤは大会毎にスポンサーが変わるが、全車共通銘柄となる。GR86のトランスミッションはあえてATとなっており、誰でも簡単に扱えるようにする狙いがあるという。

 つまり、全車イコールコンディションということになり、純粋に腕、実力だけで思う存分戦えるというのがこの競技最大の特徴だ。後述するが、学生たちをサポートするために、さまざまな自動車関連企業がブース出展などをおこない、協力している点もトピックと言える。

 予選ラウンドへの出場資格は、先着やランダムなどではなく、SNSなどの活動実績、募集時に提出するレポートによる選考を通過した学校・選手が獲得するものとなっており、運営側が「熱意」や「競技に対する情熱」などをしっかりと精査している。ちなみにこの「フォーミュラジムカーナ」に参加する学校(学生)は、競技で使用するクルマなどのサポートだけでなく、会場までの交通費を主催者から一部補助(キャンパスと会場の距離[km]x40円)、ドライバー3名の宿泊および夕食の支給、参加学生、応援学生の昼食の支給といったサポートも受けられるのだ。なお、参加ドライバーは大会当日に満24歳以下、かつ入学5年未満であることが条件となる。

 そして、8月22日(土)〜23日(日)、この「フォーミュラジムカーナ」のRd.2が、富士スピードウェイ(P2)にて開幕した。

 今回のRd.2に集まったのは、前回大会の20校よりやや少ない16校で、以下が団体戦の男子クラス(FORMULA GYMKHANAクラス)となる。なお、Rd.3には20校出場する予定なので、3回の大会で全56校が参加する予定だ。

金沢工業大学・京都産業大学・北海道自動車整備大学校・関西大学・日本大学生産工学部・拓殖大学・群馬大学・大阪産業大学・信州大学・東京理科大学・大阪公立大学・國學院大學・金沢大学・新潟大学・東京電機大学・上智大学

 女子クラス(FORMULA GYMKHANA 女子クラス)は個人戦となり、以下の選手がエントリーしている。

石井希空さん・小原彩花さん・野島愛菜さん・山口安那さん・前川陽菜さん・齋藤 優さん・新田愛莉さん・庄野涼香さん

 気になる「フォーミュラジムカーナ」のルールについては、細かい条件はいろいろとあるが、大枠では以下のようになっている。

⚫︎FORMULA GYMKHANAクラスは3名のドライバーが2ヒート走行した各人のベストタイムの合計で順位を決定する。合計タイムが同タイムだった場合は、個人のベストタイムで上位が記録された順に順位を決定する。

⚫︎FORMULA GYMKHANA 女子クラスは各ドライバーが2ヒート走行したタイムの差が少ない順に順位を決定する。 タイム差が同タイムだった場合はベストタイムが上位の順に順位を決定する。※Rd.2は1分30秒以内で走り切らなければならない。

「フォーミュラジムカーナ」では、車両とタイヤなど、大部分はイコールコンディションとなるが、車両のセッティング(タイヤの空気圧やパドルシフトの使用、電子制御のON/OFF、車高調の減衰調整)といった部分は個々に触れるので、実力はもちろん、最終的にはそういった細かい部分が勝敗を分けるかもしれない。なお、健康面を考えて、エアコンは全車オンが条件で、タイヤの取り付けトルクなどもチェックされる。

 勝敗を左右するタイヤに関しては、今大会はダンロップの協賛により、GR86/BRZカップのプロクラスなどで使われるハイグリップスポーツタイヤ、ディレッツァβ06(GR86純正サイズ)が供給される。過去に例を見ないほどのハイスペックタイヤなだけに、学生たちも銘柄の発表時は大いに盛り上がった。

 なお、この「フォーミュラジムカーナ」の会場は、学生たちとの交流や、リクルートといった就職活動のサポートをおこなう現場としても機能している。よって会場内には、自動車メーカーやタイヤメーカーはもちろん、サプライヤーなども多数ブースを出展し、学生たちからの質問や悩み、相談を随時受け付けている。こういった機会が設けられているのも、この競技の醍醐味だ。

 フォーミュラジムカーナを主催するMSC代表の岩田氏は、「この現場は、未来のクルマ好きを育て、発掘する現場です。未来の自動車業界を支える若者たちに、さまざまな自動車関連企業の協力を経て、このイベントは成り立っています。私たち(自動車関連業界)からの贈りものだと思って楽しんでください」と、開会式で述べた。

 果たして、2026年11月7日(土)〜 8日(日)に開催される決勝戦に駒を進めるのはどこの学校か、23日にスタートするRd.2の予選から目が離せない。

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