約6200万円の「GRヤリスRally2」はじつはお買い得? 60歳のジェントルマンドライバーが語るラリーマシンの真実 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■Rally2は国内外の上位ラリーに挑める国際規定車両だ

■60歳のKIZUNA選手がGRヤリスRally2で全日本ラリーJN1クラスに挑戦している

■高額な車両やサポート体制が必要だが完成度の高さと走りの楽しさが魅力だ

GT3マシンに匹敵する夢のラリーカー

 国際規定モデル、FIA-GT3は夢のあるレーシングカーだ。同マシンを購入すれば、スーパーGTのGT300クラスやスーパー耐久のST-Xクラスに参戦できるほか、鈴鹿1000kmレースに代表されるインターコンチネンタルGTチャレンジにも参戦可能。まさにFIA-GT3はプロドライバーと同じマシンで国内外の上位カテゴリーに参戦できることから、ジェントルマンドライバーにとっては最高峰のレーシングカーといえるだろう。

 そのFIA-GT3に相当するラリーカーが、国際規定モデルのRally2であり、同モデルを購入すれば、WRC直下の下部シリーズであるWRC2やヨーロッパーラリー選手権に出場可能である。

 もちろん、全日本ラリー選手権においてもトップカテゴリーのJN-1クラスに参戦可能で、9月25日〜27日、福島県伊達市で開催された全日本ラリー選手権・第7戦「MSCCラリーin福島伊達」にも新井大輝選手や勝田範彦選手、奴田原文雄選手などプロドライバーに混じって、現在60歳のジェントルマンドライバー、KIZUNA選手がGRヤリスRally2で国内最高峰クラスにチャレンジしていた。

「19歳からラリー競技を始めたんですけど、10年ぐらいで辞めまして、その後はレース競技に参戦してきました」と語るKIZUNA選手はスーパー耐久にもチャレンジしている。FIA-GT4車両でST-Zクラスに参戦するほか、FIA-TCR車両でST-TCRに参戦するなど、ここ数年は国際規定モデルでレースシーンに活躍していた。

「人前で走りたかったので、レース競技に参戦してきましたが、もともとラリーが好きでしたし、未練もあったので最後はラリーをやりたい」という思いからKIZUNA選手はTGRラリーチャレンジにGRヤリスで参戦し、ラリー競技に復帰。

 さらに「GT4やTCRでスーパー耐久に参戦していたんですけど、メーカーが開発したコンプリートカーはすごく完成度が高いんですよね。だから、僕たちのようなジェントルマンドライバーにとっては安心して競技ができるんですけど、それはラリー競技でも同じだと思います。ラリーでも自動車メーカーが開発したRally2という競技車両が販売されていて、アマチュアドライバーにとっては手の届く範囲のなかで、もっともパフォーマンスの高いクルマなので、Rally2で全日本ラリー選手権に出てみたいと思いました」との理由から、KIZUNA選手はGRヤリスRally2を武器に第3戦「YUHOラリー飛鳥」でJN-1クラスに参戦したのである。


この記事の画像ギャラリー

廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

愛車
スバル・フォレスター
趣味
登山
好きな有名人
石田ゆり子

新着情報